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スーフィズムに関するHP

2867チバQ:2020/02/25(火) 16:10:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200225-00000524-san-m_est

イラン国会選挙、「反米」が圧勝  最高指導者、継承目指すも革命を知らない世代に難題


2/25(火) 11:56配信

産経新聞



 イラン国会(一院制、定数290)選挙で反米の保守強硬派が圧勝した。指導部は多数の保守穏健派や改革派候補を事前審査で失格とし、選挙前から反米で世論を引き締める姿勢を隠さなかった。リベラル層が多い都市部では多くの市民が投票をボイコットし、投票率は1979年のイスラム革命以降で最低となる42・57%を記録。イスラム教シーア派の法学者による統治体制に対する不信感が示された。(テヘラン 佐藤貴生)

■欧米に責任転嫁

 「選挙前に否定的なキャンペーンが広がった」。イランの最高指導者ハメネイ師は23日、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスへの感染がイランで拡大したとの欧米メディアの報道が、投票率を下げた一因だという見方を示唆した。

 しかし、首都テヘランの市民はボイコットの理由を「シーア派の統治体制を支持しない」「投票しても何も変わらない」と話し、ウイルスを懸念する声は皆無。拡大する体制批判を覆い隠す狙いがちらつく。

 反米の保守強硬派は選挙で7割超の議席を獲得したもようだ。欧米に融和的なロウハニ大統領ら保守穏健派と改革派は壊滅状態に追い込まれた。次期国会でロウハニ氏への攻撃が強まるのは確実で、来年に予定される大統領選で反米保守の大統領誕生につなげる指導部の思惑がうかがえる。

■対立さらに激化

 保守強硬派は革命防衛隊と反米で一致しており、結びつきも深い。テヘラン市でトップ当選したガリバフ元テヘラン市長も同隊出身で、国会議長に就任するとの見通しが強まっている。

 政治評論家のレイラズ氏(57)は「統治者(ハメネイ師)は革命防衛隊に全権力を移行し始めた。保革共存では国は機能しないからだ」と分析した。

 革命防衛隊はイラクやレバノンでシーア派民兵組織を軍事、資金面から支援しており、ハメネイ師を後ろ盾に石油化学や通信、金融など実業界にも広く進出している。同師に直属する「影の国家」ともいうべき存在で、トランプ米政権との軍事的緊張が一段と激化する局面も予想される。

 また、革命防衛隊の発言力が増すことで、核合意でも国際原子力機関(IAEA)の査察拒否や核拡散防止条約(NPT)脱退といった手段に出る可能性が強まった。欧州との関係も冷え込みそうだ。

■革命継承に難題

 イラン革命から41年となる11日、ハメネイ師は「革命の第2段階」と題した文書を発表し、若者に「革命を前進させる次の段階に踏み出すべきだ」と呼びかけた。同師は4月で81歳になる。国会選では反米の保守強硬派の新人が多数当選したもようで、彼らを軸にシーア派の統治体制の継承を推進する狙いがにじむ。

 しかし、革命を知らない世代への体制の継承には難題も少なくない。若者らは当局の規制を逃れてネットで欧米の文化を疑似体験し、イスラムへの関心が薄れて世俗化が進んでいる。大学院生の男性(29)は、「自由を求める若者たちのフラストレーションは想像しがたいほど膨らんでいる」と話した。

 イランでは昨年11月、ガソリン値上げを機にデモが起き、今年1月にはウクライナ旅客機の撃墜をイラン当局が覆い隠そうとしたとしてデモが再燃した。米政権の制裁の中、経済低迷の打開策は見当たらず、「さらに大規模なデモが起きる可能性が大きい」(66歳の大学教授)との意見も聞いた。

 国民との対立を抱えつつ反米に突き進む指導部。テヘランの絨毯店主(43)は「現体制(の指導者ら)は国民の世論や暮らしに関心がない。体制を維持することしか考えていない」とあきらめ顔で話した。


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