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スーフィズムに関するHP

2593チバQ:2018/12/12(水) 16:42:02

 ■イランも関与?

 イラクはイスラム教シーア派大国の隣国イランと同じように、シーア派が国内最大人口だ。長きにわたり独裁を強いたフセイン元大統領はスンニ派で、15年前の政権崩壊はシーア派にとって権力奪回の好機が到来したことを意味した。そして、その重要な転換期を見逃さなかったのがイランだといわれる。

 ある地元記者は、「フセイン政権崩壊直後から、イランから多数の者が(シーア派が多く住む)バスラなど南部に続々とやってきた」と話した。

 イランとイラクにはもともと数千年にわたる歴史的関係があり、イラクにあるシーア派聖地には大量のイラン人が押し寄せている。イラク戦争後の11年に軍を完全撤退させるなど、イラクへの関与の度合いを弱めてきた米国に対し、イランはその間、イラクで着々と地歩を固めてきたとみられる。

 さらに最近では、イランがイラク国内の汚職蔓延(まんえん)の片棒を担いでいるとの見方も聞いた。背景にあるのは米政府の対イラン経済制裁だ。「制裁で米ドルが入手困難となり、汚職で生じた不透明なドルが両国の間を行き来する者たちにより、イランに持ち込まれている。汚職が増えれば増えるほど、その額も増える計算だ」。バグダッドの政界に詳しいイラク人はこう分析した。

 汚職は数字などに明確に表れない犯罪である上、いわゆる謀略論に傾きがちな中東の世論もあり、実態の正確な把握は困難だ。それでも、仮にイランがイラク国内の汚職にまで影響を及ぼしているのなら、イラクの再建はやはり楽観できるものではなさそうだ。

 ■イラク 人口約3800万人。イスラム教シーア派、スンニ派のアラブ人のほか、クルド人などの少数民族で構成される多民族国家。2003年のサダム・フセイン政権崩壊後、権力集中を避けるために大統領はクルド人、大きな権力を握る首相はシーア派、国会議長はスンニ派から選ぶのが慣例となった。南部バスラや北部キルクークなどに有力な油田を多く抱える。


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