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スーフィズムに関するHP

2434チバQ:2018/07/16(月) 19:04:55
https://mainichi.jp/articles/20180716/ddm/007/030/153000c
パレスチナ
弱者の抵抗、風船攻撃 ガザから「発射」 被害3.5億円 イスラエル防空すり抜け、火災1000カ所
毎日新聞2018年7月16日 東京朝刊
 パレスチナ自治区ガザ東部のイスラエル領との境界付近で、イスラエルや米国に抗議するパレスチナ人とイスラエル軍の衝突が始まってから100日以上が過ぎた。パレスチナの若者は発火物をくくりつけた風船やたこで重火器に応戦し、火災を頻発させている。ローテク攻撃に業を煮やしたイスラエル軍は14日、ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの施設を空爆、ハマスもロケット弾で反撃し大規模な衝突に発展した。【ガザ市(パレスチナ自治区ガザ地区)で高橋宗男】

 「初めのうちはたこだったが、今は風船が主流だ」。ガザ地区中部の住宅の中庭で「アブホスニ」と名乗る男性(20)が説明する。たこを揚げ始めたのは境界での抗議が始まって2度目の金曜日(4月6日)。ラマダン(断食月)に入って最初の金曜日(5月18日)からは風船を飛ばし始めた。

 男性は「たこを作って揚げるより簡単だ」と「燃える風船」を作ってみせた。

 車のエアコン用ガスをつめた風船からひもが垂れ下がっている。くくりつけられた線香が燃え尽きる寸前、少量の火薬に引火。先端にある油をしみこませた布が落下して燃える仕組みだ。「一つ作るのに3シェケル(約90円)もかからない」と自慢した。

 中庭で布を燃やした後で、男性は風船を空に放った。地中海からの風に乗った風船は東の方角に飛んでいき、見えなくなった。風任せで発火物の落下地点を計算できない「無差別兵器」とも言えるが、男性は「3月末以降、イスラエル軍の銃撃や催涙ガス弾で130人以上が死亡し、1万5000人が負傷している。その方が問題じゃないのか」と反論する。

 風船を飛ばしているのは15歳から20歳の若者グループだ。その名は「ザワリ部隊」。2014年夏に起きたイスラエル軍との大規模戦闘でパレスチナ側の無人飛行体(ドローン)を開発し、後にイスラエル側に暗殺されたとみられているチュニジア人航空技師、ムハンマド・ザワリ氏の名を冠した。ガザ内の5地区でそれぞれ10人程度のメンバーが活動し、特定の組織に属しているわけではないという。

 イスラエルメディアによると、7月上旬までに約1000カ所で火災が起き、農地や自然保護区など約40平方キロが焼失。農作物や家畜などの被害は3億5000万円以上とされる。

 境界近くのイスラエル領内にはキブツ(集団農場)が点在し、軍や消防、ボランティアが連携して消火に走り回っている。

 ニルオズ・キブツに住む農民のアビブ・アツィリさん(44)は「朝起きたら風向きを確認するのが日課になった。旗が自分の方にはためいていると、きょうは来るかと緊張する」と言う。「火災が1カ所だけならみんなで協力して消し止めることはできる。でも何カ所も同時に起きたら、もう手に負えない」と訴えた。

 イスラエル軍は境界沿いに対空防衛システム「アイアンドーム」を配備し、ガザ地区からのロケット弾攻撃などを警戒している。だが、先端防衛システムも風船には対抗できない。「ばかばかしいほど原始的なのに、驚くほど効果的だ」とアツィリさんは皮肉った。

 イスラエル軍は14日未明から午後、ハマスの地下トンネルや訓練施設など40カ所を空爆、ハマスなどはロケット弾約190発で反撃した。14年夏以降では最大規模の衝突となり、パレスチナ人2人が死亡し14人が負傷、イスラエル人4人が負傷した。

 イスラエル側はガザからのいかなる攻撃もハマスに責任があるとの立場だ。有効なハマス対策を講じていないと批判されてきたネタニヤフ首相は「ハマスに対し強硬な措置をとると決めた」と強調した。


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