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スーフィズムに関するHP

2406とはずがたり:2018/06/23(土) 10:39:01

アメリカにとっても、中東の同盟国トルコは悩みの種です。アメリカは過激派組織ISの掃討作戦で、シリア北部のクルド人勢力と協力しました。しかしトルコはこのクルド人勢力を、自国のクルド人武装組織と密接なつながりがあるテロ組織とみなしています。アメリカには、ほかにISと地上で戦える有力な勢力がいない、という事情がありましたが、トルコが猛反発したのは言うまでもありません。「ISというテロ組織と戦うために、ほかのテロ組織と手を組むのは間違いだ」と言うのです。

そしてトルコは、シリア情勢でもともと対立関係にあったロシアやイランに接近し、「アメリカ抜き」の和平の枠組みまで主導し始めました。トランプ政権によるアメリカ大使館のエルサレム移転でもイスラエルのことを「テロ国家」と表現し、最も激しく非難したのはトルコでした。その毅然とした姿勢はアメリカとの関係を気にするアラブ諸国の鈍い動きとは対照的です。

「面倒くさいが、無視できない国」。中東情勢のカギを握るトルコは、欧米諸国にとってますますそんな存在になりつつあります。

奴らなんかいなくなってしまえ」
大国とわたりあい、ときに両天秤にかけて立ち回るしたたかさを持つエルドアン大統領。当初は「イスラム圏の民主化のモデル」を実現したリーダーと、評価されていました。

長期にわたって国民の支持を集めてきた秘密は、どんな相手にもひるまない、強気の姿勢です。トルコ国民の自尊心をくすぐります。時には日本でいう「べらんめえ調」の庶民的な言葉も使い、聴衆の感情に訴えます。

支持が広がったもう一つの要因が、経済発展です。インフラ整備や外資導入に力を入れたエルドアン政権下で、トルコは、新興国の一角に数えられるようになりました。

イスタンブールの若者たち
しかし、その政権もすでに15年。長期化とともに、強権化していく政権に対して、国民の間では嫌気や批判も広がっています。去年、大統領に権限を集中させる憲法改正を巡って行われた国民投票では、賛成が僅かに上回ったものの、大統領のやり方を支持しない人が、国民のほぼ半数にのぼることを浮き彫りにしました。

特に、2016年に起きた、軍の一部によるクーデター未遂の後、政府に強大な権限を与える非常事態宣言が出されてからは、その傾向は強まっています。これまでに、おびただしい数の警察官や兵士、裁判官、教員、ジャーナリストなどが逮捕されました。




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