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2355チバQ:2018/05/14(月) 00:47:57
https://www.asahi.com/articles/ASL5472LLL54UHBI02D.html
クルド人の政党、一枚岩になれず 12日にイラク総選挙
アルビル=高野裕介、翁長忠雄2018年5月12日00時22分
 イラクで12日に行われる国民議会選挙(総選挙、定数329)で、北部のクルディスタン地域政府(KRG)の自治区に住む少数民族クルド人の政党が一枚岩になれないでいる。KRGが昨年9月に実施したイラクからの独立を問う住民投票を機に係争地はイラク軍に制圧され、財政難も続く。市民が総選挙を通しての将来展望を描くのは難しい状況だ。

 KRGとイラク政府が帰属を争う油田地帯キルクーク州のタクシー運転手ヒサム・アザディンさん(34)は昨年10月、自治区の中心都市アルビルに家族と避難した。以来、自宅に戻れない日々が続く。

 住民投票に猛反発したイラク政府は同月15日、キルクークに軍を派遣。現在、軍とともに進軍したイスラム教シーア派中心の軍事組織「人民動員機構」も展開する。同組織はKRGの最大与党・クルディスタン民主党(KDP)支持者の名簿を入手し、見つければ拘束しているとされる。

 ヒサムさんはKDPの熱烈な支持者。戻れば拘束される恐れがあるため役所に行けず、投票手続きができないという。「投票の権利を奪われた。憤りを感じる。ただ、キルクークにKDPは候補者を出していないし、もうどうでもいい」

 ログイン前の続き国会でクルド政党は現在、自治区と係争地で62議席をもつが、係争地での選挙活動は実質的に制限され、議席数は現状を下回る可能性がある。

 国会議員はクルド人の権利を代表し、イラクの政権側と交渉する役割を担う。KDP政治局幹部のササン・アウニ氏は「クルドはまとまる必要があるが、選挙前に協力態勢をつくれなかった」と話す。KRG内の最大野党ゴランの幹部は、KDPなどの与党が党の利益だけを考える姿勢を変えなければ連携は難しいと指摘。新党「民主主義と公正連合」創設メンバーのムハンマド・ラウフ氏も「連合を組むなら主導権はこちらでなければならない」といい、団結は容易ではない。

 市民の間には、住民投票後のイラク政府の強硬姿勢を止められなかった議員らへの失望も広がる。イラク政府はKRG域内の国際線発着を一時禁止。外国人客らは激減し、観光業は大打撃を受けた。

 アルビルで旅行会社を営むベシュダール・ムハンマドさん(45)の毎月の売り上げは2013年まで1万ドル(約109万円)以上あったが、14年6月にアルビルに隣接するモスルを過激派組織「イスラム国」(IS)が占拠した後は2千ドルに急減。国際線発着禁止が追い打ちをかけ、1千ドルまで落ち込んだ。「アバディ首相はクルド人の権利に目を向けなかった。選挙では独立に向けてイラク政府と交渉できる、新たなクルド政党を選びたい」(アルビル=高野裕介、翁長忠雄)

     ◇

 〈クルド人〉 独自の言語と文化を持つが、第1次世界大戦後に居住地域をイラク北部のほか、トルコ、イラン、シリアに分断された。推定人口は約3千万人。各国では少数派だ。イラクのクルド人は600万人ほどと推定され、北部に多くが住む。フセイン政権時代には弾圧された。クルディスタン地域政府(KRG)は独自の議会や軍事組織をもつ。


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