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スーフィズムに関するHP

2343チバQ:2018/05/05(土) 06:37:08
だが、各宗派を背後に抱える既成政党に比べ、知名度や資金力で劣るのも事実で、選挙戦では苦戦を強いられている。また地元メディアによると、今回の選挙には過去最多の86人の女性が立候補しているが、メディアによる女性候補や独立系候補の報道は極端に少ない状態だという。

 汚職の原因との批判に加え、安定をもたらしてきたとされる宗派制度が、かえって分断と緊張を招きかねないとの声もある。なかでも、レバノンの選挙NGO「LADE」のアリ・スリームさん(30)は「イスラム教徒とキリスト教徒が共存するベイルートは、再び宗教を基準に分断された」と憤る。

 スリームさんによると、2009年の選挙でベイルートは3選挙区に分割されていたが、イスラム教とキリスト教の住民が混在する選挙区が存在した。

 だが、昨年6月の選挙制度改革で、ベイルートは2選挙区に変更。レバノンでは、内戦時(75〜90年)、首都ベイルートは東のキリスト教徒地区と、西のイスラム教徒地区に、「グリーンライン」という境界線で分断されていた。区割りは、これにほぼ沿った形で引かれたため、分断を助長すると問題視されている。

 スリームさんは「首都を分断するのは、国全体を宗教で分けるのと同じ。昨年11月のハリリ首相の辞任騒動をみても、外国から少しでも干渉があれば、宗派間の争いに火が付きかねない危険状態にある」と語る。

     ◇

 〈レバノンの宗派制度〉 人口約600万で18の宗派が存在するレバノンでは、対立を避けるために、宗派ごとに国会議員の数が決められている。1943年にレバノンが独立した際、キリスト教マロン派とイスラム教スンニ派が交わした国民協約に基づく。国の要職にも宗派のバランスが配慮され、大統領はマロン派、首相はスンニ派、国会議長はシーア派に割り当てられるのが慣例となっている。


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