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スーフィズムに関するHP

2316チバQ:2018/04/03(火) 18:36:19
http://www.sankei.com/world/news/180403/wor1804030004-n1.html
2018.4.3 08:00
【国際情勢分析】
サウジ皇太子初の海外歴訪 資金力誇示、即位へ地ならし?
 サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子(32)は3月、エジプト、英、米の3カ国を相次いで訪れ、各国首脳との良好な関係をアピールした。外国を公に訪問するのは昨年6月の皇太子就任以降、初めて。国王即位に向けて足場を固める狙いがうかがえる。石油大国サウジの将来を担う皇太子の政策に死角はないのだろうか。
(カイロ 佐藤貴生)

協調と批判と

 3カ国の外遊では、サウジの豊富な資金力が脚光を浴びた。ロイター通信によると、ムハンマド皇太子はエジプトのシーシー大統領との会談では、両国にまたがる巨大都市「NEOM」の開発に向け、100億ドル(約1兆500億円)規模のファンドを合同で設立することで合意。英国ではタイフーン戦闘機48機を購入する同意書に署名したほか、20億ドル以上に上る取引契約を交わした。皇太子はメイ首相のほかエリザベス女王とも面会した。

 また、米国のトランプ大統領は皇太子との会談で、両国が昨年締結した巨額の兵器売買を念頭に、米国人4万人の雇用創出につながるとし、「サウジはとても裕福な国だ」と中東随一の同盟国を持ち上げた。

 ただ、2015年にサウジが介入し、約1万人が死亡したとされるイエメン内戦をめぐっては、各国で対応が割れる結果となった。

皇太子訪問時、エジプトの街中には「第2の故郷へようこそ。両国は1つの国だ」と書かれた横断幕が掲げられた。経済低迷に悩むエジプトとしてはサウジの多額の投資は欠かせない。そんな思いがちらつく。

 一方、ロンドンでは、デモ隊が皇太子を「戦犯だ」と非難するパネルを掲げて抗議。米国でも一部議員が、イエメンの人権状況などを念頭にサウジに批判的な立場を示した。

焦点はイラン

 ムハンマド皇太子の外遊では、トランプ氏との会談に大きな注目が集まった。イスラム教スンニ派諸国のリーダーを志向する皇太子は、シーア派大国イランを非難する発言を繰り返してきた。トランプ氏も、2015年に欧米など6カ国とイランが結んだ核合意について、5月にも破棄する可能性を示唆してきた。

 皇太子は訪米前、「イランが核爆弾を開発したら、すぐに追随する」と述べた。イランを牽制すると同時に、同国に対して強硬な政策を取るよう米国を揺さぶる発言とも受け取れる。

 トランプ氏は会談では、核合意に関しては「何が起こるかはそのうち分かる」と述べ、詳細には語らなかった。しかし、会談の数日後には、国家安全保障問題担当の大統領補佐官にボルトン元国連大使を起用する意向を表明。同氏はかつて核施設への空爆を主張した対イラン強硬派として知られ、核合意破棄の流れが強まる可能性もある。

硬軟織り交ぜ

 外遊で潤沢な資金力を誇示したムハンマド皇太子だが、サウジの財政状況には懐疑的な見方もある。昨年11月、汚職容疑などで王室内部の有力者や大富豪などを一斉に逮捕し、“不法所得”の返納を求めた事件が、そうした観測を後押しした。サウジ政府は今年1月、摘発した人々から「不法利得」の国庫への返還を進めた結果、1千億ドル以上を回収したとしている。

 同時にこの逮捕劇は、皇太子の国王就任に向けた道筋が盤石とは言い難いのでは-との疑念も招いた。急速な皇太子の権力掌握に不満を抱く有力者がいた可能性を示したからだ。

 サウジは6月にも、世界で唯一、禁止してきたとされる女性の車の運転を解禁する見通しだ。女性の社会進出を促し、経済の活性化につなげる狙いがある。

 強硬な外交政策と国内の有力者の一斉逮捕、それに融和的な社会改革。これらの方針が国王就任への地ならしだとすれば、サウジは近い将来、劇的な変化を遂げる公算が大きい。「皇太子のサウジ」は、今年も要注目だ。

ムハンマド・ビン・サルマン王子 サウジアラビア皇太子。1985年8月31日生まれ。サルマン現国王の息子で、アブドルアジーズ初代国王の孫。2015年1月に国防相就任。副皇太子を経て17年6月、皇太子に昇格。次期国王の最有力候補。包括的経済改革「ビジョン2030」を主導し、女性の社会進出も推進するなど、国内で大きな実権を握る。


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