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スーフィズムに関するHP

2133チバQ:2017/10/16(月) 20:34:50
http://www.sankei.com/world/news/171016/wor1710160043-n1.html
2017.10.16 19:40
【クルド問題】
バルザニ自治政府議長の“保身”が招いた危機
 イラクのクルド自治政府が実効支配する北部キルクーク周辺に同国中央政府軍が進軍し、クルド情勢は新局面に入った。9月に行われた「クルド独立」の住民投票が、国家分裂を恐れる中央政府や周辺国による圧力強化を招くのは必然だった。にもかかわらず自治政府トップのバルザニ議長が投票を強行したのは、国家樹立が「民族的悲願」であるというほかに、自身の“保身”があったためだ。

 2005年から自治政府を率いるバルザニ氏は、15年に任期切れを迎えたが、その後も選挙なしで居座った状態にある。汚職蔓延で自治政府への不満も強い。求心力の維持に向け、住民投票という目に見える成果が欲しかったとみられる。

 その上で、投票結果を中央政府と交渉のテコとする思惑もあった。

 予算の多くを中央政府からの配分に頼る自治政府は、中央での予算承認の遅れなどの影響でしばしば深刻な財政難に見舞われてきた。バルザニ氏には、投票で「独立賛成」が圧倒的多数を占めた事実を盾に中央を揺さぶり、予算増額や自治権拡大などを求める考えがあったとみられる。

 また、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)との戦いの過程で獲得したキルクークなどの“主権”を既成事実化する狙いもあった。将来的に独立が実現したとき、資源が豊富なキルクークは死活的な意味を持つ。

 対ISで前面に立ってきた自治政府としては、住民投票を機にキルクーク支配を確立しなくてはメンツが立たないとの事情もある。

 だが、クルド人の耳に甘く響く大衆迎合的なバルザニ氏の手法は、中央を一気に硬化させた。トルコなど周辺国からも経済封鎖を受ける中、偶発的にでも政府軍と本格交戦に至れば、地域の危機は一気に深まる。
(前中東支局長 大内清)


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