したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

スーフィズムに関するHP

2123チバQ:2017/10/09(月) 23:37:52
https://mainichi.jp/articles/20171008/ddm/007/030/086000c
遠い国家

クルド「独立」への道/下 汚職体質、発展を阻害

毎日新聞2017年10月8日 東京朝刊
 中心部に城塞(じょうさい)を持つイラク・クルド自治区の主要都市アルビル。6000年以上前から人の定住が始まったとされ、アッシリア人、バビロニア人、ペルシャ人など多くの民族が支配してきた。2014年には世界遺産に登録された。

 警備員のデリヤさん(37)によると、06年まで市民が住んでいたが、自治政府が移住させた。その後、観光施設として整備され「今は1日200人の観光客が来る。独立してクルドの知名度が上がればさらに増える」。9月に実施された独立を問う住民投票の効果にデリヤさんは期待する。

 一方、城をかたどった磁石を1ドル(約113円)で売る土産物店主は、投票強行で生じた周辺国との緊張関係を心配する。「国境を封鎖されたら外国人は来ない。投票は正しい選択だったのか」

 現在、自治区には石油生産以外に大きな産業がない。経済の多様化や発展の阻害要因とされるのが汚職体質だ。「自治政府にコネを持つ人物に仕事が回る」「公的な証明書も買える」。そうした話を何度も耳にした。

 「自治政府は腐敗している」。イラク中央政府のアバディ首相は9月24日、賄賂の横行を批判。住民投票は、公務員の給与支払いが滞る現状から目をそらすためだと主張した。

 だが中央政府側も人ごとではない。世界の汚職を監視するNGO「トランスペアレンシー・インターナショナル」(本部ベルリン)の16年版汚職指数によると、イラクの「清潔度」は176カ国・地域中166位。「腐敗に立ち向かう意思が欠如している」と酷評されている。

 「汚職を撲滅しなければ経済発展はない。クルド側もイラク側もそれが課題だ」。住民投票を監視したNGO「シャムス」のホガー・ジャヌ事務局長(42)はそう話す。

 城塞から市街地に下りると、公務員を名乗るクルド人男性に呼び止められた。「城の非公開の遺物を見たければ、特別に見せてあげる」。ありがたい、そう返すと、男性は続けた。「100ドル(約1万1300円)でどう?」。「クリーン」なクルド自治区への道は険しそうだ。【アルビル(イラク北部)で篠田航一】


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板