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スーフィズムに関するHP

1スーフィズムに関するHP開設:2004/01/19(月) 15:34
はじめまして。

日本に在住のトルコ人です。この度、イスラームとスーフィズム、そしてトルコの紹介に関するHPを開設することになりました。このHPを通じて皆様と交流し、世界平和に少しでも貢献させて頂ければと思います。お時間のあるとき是非訪問して下さい。お待ちしております。
宜しくお願い致します。

http://www.yoyogi-uehara.net

1844とはずがたり:2017/03/14(火) 22:52:11
俺は世俗主義のトルコは好きだが,クルドも好きだ。ジレンマに陥っている。
取り敢えずイラクのクルド自治区は安定・守護しシリアのクルド人は自治区形成に尽力し,トルコ内のクルドも穏健化した上で自治区を形成させたい。残りのシリアはトルコに呉れてやっても良いぐらいだ。

シリア情勢をめぐって生じた、トランプと米軍の間のズレ
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2017/03/post-902.php
2017年03月14日(火)17時15分

<ISの徹底的な無力化を主張するトランプと、現実的な選択としてクルド系勢力の温存を図る米軍との間に、政策的なズレが生じている>

先週9日あたりから、対IS作戦のために米軍がシリアに400人程度の海兵隊を増派するという報道が出ています。その一方で、その増派の目的が何なのか、依然として判然としないという状況があります。

その背景にあるのは、現在のシリア情勢における各グループの思惑が全く異なっているという事態です。

(1)アサド政権は、ロシア軍、イランの革命防衛隊、そしてレバノンのシーア派組織「ヒズボラ」の後援を受けつつ、シリア全土を回復しようとしている。ISはその一環の追討目標であるが、それ以上ではない。

(2)トルコは、ロシアとの関係を修復しつつも、依然としてシリアのクルド系武装組織(YPG)は主要な敵であり、IS追討よりもはるかにYPGへの攻撃を優先している。

(3)クルドのYPGは米軍の後援を受けつつ、トルコ領内での勢力圏安定を図りつつ、北イラクのクルド自治区との連携を強化しつつある。

(4)親欧米の「シリア自由軍」は主要な人材はすでに欧州に難民として亡命。現在は組織的な活動は弱体化している。

(5)アルカイダの指揮下であるという立場を明確にして、シリア自由軍との共同活動を模索していたヌスラ戦線は、「シャム・ファタハ戦線」と改名してアルカイダからの離脱を言明しているが、欧米からもアサド政権からも敵視される中で弱体化、多くはISに逃げたと言われる。

(6)ISはイラク領内のモスル西部でイラク政府軍に対して、顕著な劣勢に陥っている模様だが、依然としてシリア領内のラッカは確保している。

(7)トランプ政権は、シリア戦略について具体的なビジョンを持っているわけではないが、アサド政権を認める言動を繰り返しただけでなく、ISに対しては徹底的な無力化を図ることを、選挙戦を通じて「約束」してきた。

というわけで、何とも複雑な状況になっていますが、では今回のアメリカの「増派」は、正確には何が目的なのでしょうか?

1845とはずがたり:2017/03/14(火) 22:52:33
>>1844-1845
実はよく分からないのです。というのは、表面的にはシリア内戦において、ISというのはアサド、ロシア、トルコ、クルド、欧米の共通の敵になっていますが、ではこうしたグループが結束してIS壊滅を狙っているのかというと、必ずしもそうではありません。

と言うよりも、むしろISがあることで「相互が決定的に敵対しない」効果があると言っても過言ではありません。仮にISが消滅して、トルコとYPGが正面切って敵対してしまうと、アメリカはYPGを切れないために立ち往生になります。

どうしてアメリカがYPGを切れないかというと、アメリカにとってイラクという存在が重要だからです。アメリカにとってのイラクというのは、70兆円を超える戦費を投入し、4500人の米兵を犠牲にした結果、辛うじて「新生国家」を作り、維持しているという場所です。その新生イラクの半分以上は、シーア派であり究極的にはイランの影響下にあるとも言えます。

そのため、新生イラクが安定するには、少なくともアメリカにとっての利権というか安定の証明として存在している北イラクのクルド自治区が安定していることが、最低限必要です。仮に、ここを失うようでは、米軍は何のために大きな犠牲を払ったのか、今でも払っているのかが分からなくなります。そのイラクのクルドの同盟相手である、同じクルド系のYPGを庇護するというのはアメリカの「中東戦略」の要であると言っても過言ではありません。

その一方で、仮にアメリカがYPGに近づきすぎて、トルコが最終的にNATOよりもロシアを選択するようになると、これは欧米にとっては大変なことになります。

私は、ヒラリー・クリントンがあまりにも強くクルドに肩入れしてきたので、トランプは反対に冷淡になると思っていました。トランプは、プーチンやアサドに対して接近する姿勢を見せ、トルコのエルドアンにも支持を表明していたなかで、ここでの「ちゃぶ台返し」が起きる可能性も覚悟していたのです。

ですが、マティス国防長官+マクマスター安保補佐官という組み合わせがそんな「米軍事政策の根幹に関わる変更」を承諾するはずもありません。その辺は、トランプ大統領の側近(ホワイトハウス戦略官)のスティーブン・バノンあたりは「ディープ・ステート」つまり「国家の深部にある陰謀的な一貫性でオバマの影響力がまだ残っているという状況」だと非難していますが、軍としては強い意志を持っているのだと思います。

ですから、米軍がYPGを突き放すことは難しいでしょう。そう考えると、今回の増派というのは、ISをラッカから放逐するためというだけでなく、トルコ軍とYPGが直接戦火を交えないように「割って入る」ことも主要なミッションになるのではないでしょうか。

こうした状況下で、「強いアメリカを再現してISを圧倒する」と叫んできたトランプ大統領と、現実を直視した上で「トルコ軍とYPGが直接戦火を交えないように、間に割って入る」ことを志向する米軍の間には、ズレが生じ始めています。現在は、そうした政策的なズレをお互いに認めつつ行動しているというわけで、政治的には「異常な状態」なのです。


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