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スーフィズムに関するHP

1654とはずがたり:2016/09/24(土) 17:20:36
シリア停戦またも崩壊、なぜ短期間で? 軍事ジャーナリストが解説
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160923-00010002-abema-int&pos=3
AbemaTIMES 9月23日(金)18時0分配信

かつては多くの古代遺跡で溢れ、美しい街並みを誇っていたシリア。しかし現在、シリア情勢は様々な対立構造により混乱を極めている。かつての姿を取り戻す事が出来る日は来るのだろうか。

停戦合意の旗振り役であるアメリカとロシアが非難の応酬を繰り広げている。21日、ニューヨークの国連安全保障理事会の会合において、火蓋が切られた。ロシアのラブロフ外相は「(米国主導の有志連合による)シリア軍の爆撃は言語道断の停戦違反だ。」と発言。一方、アメリカのケリー国務長官は「ロシアとアサド政権が、ジュネーブで合意した停戦合意義務に従うつもりがあるのか強い疑問がある。」と発言し、お互いに強く非難。ケリー長官が口にした「ジュネーブ」とは今月10日にさかのぼる。12日の日没から停戦に両国が合意することがスイスのジュネーブの会談で決まった。このとき、ケリー国務長官とラブロフ外相は並んで記者会見に応じ、アメリカ側はアサド政権が停戦を守るようロシアに求めた。

停戦は計画通り、12日から全ての地域でアサド政権・反体制派で始まった。一時は、空爆は起きず、市民は束の間の平穏を味わっていた。しかし、その後、米軍主導の有志国連合がシリア東方で「イスラム国」に向けて空爆。標的は「イスラム国」であったが、周辺にいたシリア軍兵士90人が死亡した。
そして、アサド政権側は「停戦は終了」という声明を発表。

19日にも、北部アレッポで空爆が再開され、さらにその日の夜にはアレッポで支援物資を運んでいた国連のトラックなどが空爆の被害に遭い、少なくとも12人が死亡する事態となった。アメリカの政府高官は「時間と場所から見てロシア軍によるもの」との見方を示した。一方、ロシア国防省は攻撃直前の映像を公開し、国連の車列に追撃砲搭載の武装トラックが並走していたと説明し、「空爆によるものではない」とロシア軍の関与を否定した。アメリカとロシアの対立に加えて、アサド政権側も攻撃を再開しており、停戦は事実上崩壊している。

なぜ、このように短期間で停戦が崩壊する事態になってしまったのだろうか。軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏は「停戦は今までに何度かあったが、毎回事態が動くことはない。今回の停戦崩壊も予想されたことである。というのも、現在対立している反政府勢力とアサド政権、お互いに負ければ殺されるという意識があるからである」と構造上の難しさを指摘した。

そして、心配なのがアメリカとロシアの関係性である。このシリア内戦を原因として、この両国が戦火を交える可能性はないのだろうか。黒井氏は「ロシアのプーチン大統領は非常にイケイケな大統領であり、ウクライナやシリアを自分たちのやりたいようにやっていくという強硬な動きがある。一方アメリカのオバマ大統領は、基本的にそういう争いには関わらない人。このシリアの件でもお互いに同じような関わり合いをしているのではなく、軍隊を派遣するなど『強硬』のロシアと、『なんとか事を抑えようという』アメリカの対比がある。」と両国の真っ向からのぶつかり合いの可能性を否定した。

長く続くシリアの混沌とした状況。はたして、今後シリア内戦を止める策は出てくるのだろうか。


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