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スーフィズムに関するHP

1612チバQ:2016/08/21(日) 22:30:52
http://www.sankei.com/world/news/160821/wor1608210001-n1.html
2016.8.21 09:00
【日々是世界】
トルコのエルドアン政権が親欧米から親露に大きく舵を切り始めた クーデター未遂を機にプーチン大統領がじわり触手…
 トルコで7月に起きたクーデター未遂の余波が広がっている。敵対勢力の弾圧に乗り出し、強権姿勢を強めるエルドアン大統領を、欧米各国が非難。反発するエルドアン政権は、東側の大国ロシアに急接近している。外交の基軸を西側から東側に移すかにみえる動きについて、中東専門家やメディアが「トルコのピボット(軸足旋回)」と呼び、欧米がトルコとの協力のもと進めてきた難民問題やテロ対策などに、悪影響が出かねないと懸念している。

 「ピボット」の言葉は以前、米国のオバマ政権がアジア重視への政策転換を掲げた際、用いられた。エルドアン氏が9日、ロシアのプーチン大統領と関係強化で合意した会談で、同日付の米紙ワシントン・ポスト(電子版)は「エルドアン氏がプーチン氏へ軸足旋回」したと述べる。北大西洋条約機構(NATO)加盟国のトルコ大統領が事件後、初の外遊先にロシアを選び、西側に背を向けたように映ったためだ。

 同紙で、米国の中東専門家、カギャプタイ氏は「トルコはロシアへの軸足旋回を容易に遂行しうる」状況にあるとの見解を示した。NATOとの関係を重視してきたトルコ軍部が、反乱後の取り締まりで弱体化したことに加え、政府内には対露接近の検討を期待する向きもあるのだという。

 トルコ政府は、7月15日のクーデターの試みが、在米イスラム教指導者のギュレン氏が黒幕だと断定し、反乱に関与した軍人だけでなく、ギュレン師支持者の粛清を断行した。一方でトルコは、米国にギュレン師の身柄引き渡しを要求。クーデター勢力に対する「非難が足りない」ことや、「反乱計画に共謀した」などという理由から、対米批判を展開してきた。

 国際紙インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ(NYT)の5日付の社説は、こうした「新たな反アメリカ主義」が「トルコをロシア側に引きつけることになるだろう」との政府高官の見方に触れ、それが「NATOやトルコの安定にとって深刻なリスク」になると指摘した。


 問題を複雑にしているのが、シリア難民問題やイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国(IS)」への対応だ。欧州入りした移民の対処で、EUは3月にトルコと合意。IS掃討の空爆では、トルコが米国などに空軍基地を提供してきた。この点、多くの主要メディアは、トルコと欧米の関係悪化が、難民対策やIS掃討に負の影響をもたらすとの見方で一致している。

 トルコは今後も欧米と距離を置くのか。「敵が多いエルドアン氏は、さら多くの敵を生むほど愚かではない」(英誌エコノミスト=7月23日号)という見方や、「エルドアン氏の訪露は計算ずくの西側軽視」(英紙フィナンシャル・タイムズ=9日付電子版)で、一時的な当てつけであり、トルコの欧米重視は不変だとする見解がある。一方、「トルコがどれほど信頼できる友好国なのか見極めるのは難しい」(NYT)と楽観を戒める指摘も出ている。


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