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スーフィズムに関するHP

1473チバQ:2016/03/22(火) 22:36:21
http://www.sankei.com/world/news/160315/wor1603150037-n1.html
016.3.21 16:00
【もっと知りたいサウジ(上)】
 初代国王には26人の妻、36人の息子 世界一の富豪「サウド家」は孫世代継承に道筋
 国土の大半が砂漠に覆われた世界最大の原油輸出国サウジアラビア。イスラム教スンニ派でも特に厳格なワッハーブ派を奉じる保守性を持つと同時に、その動向は世界経済のみならず、中東の外交・安全保障に大きな影響を及ぼしている。中東の大国サウジの成り立ちなどを詳しく紹介する。(カイロ 大内清)

 「サウド家のアラビア」。これが国名の本来の意味だ。アラビア半島の約8割を支配した初代国王アブドルアジーズが1932年、国号に定めた。国名からも分かる通り、サウド家の権力は強大だ。

 30年代に油田が発見されたことで、サウド家は世界一といわれる富豪一族となった。資産額は不明だが、世界各地に不動産や有価証券を保有。サルマン現国王(80)が昨年夏、付き人約1000人とフランス南部の高級保養地ヴァロリスで過ごした際には、地元住民からその傍若無人ぶりを非難する声もあがった。

 アブドルアジーズには26人の妻との間に少なくとも36人の息子がおり、王位は息子たち(第2世代)が年齢順で受け継いできた。7代目の現国王は初代国王が60歳ごろの子だ。兄弟間の王位継承は、家督をめぐる骨肉の争いを避けるためだったとされる。

 しかし現在、第2世代の高齢化を受けて大きな変化が生まれている。現国王が昨年1月に即位した後、皇太子に実兄の息子ムハンマド・ビン・ナエフ王子(56)を、副皇太子に自らの実子ムハンマド・ビン・サルマン王子(30)を指名し、初めて「第3世代」への継承に道筋をつけたのだ。

 サルマン国王には同じ母を持つ6人の兄弟がおり、この7人は母の出身一族の名を取り「スデイリ・セブン」と呼ばれる。両ムハンマド王子が正副皇太子となったことは、王位継承レースで他の閨閥(けいばつ)を大きくリードしたことを意味する。

 とりわけ権勢を強めているのが、国防相や王宮府長官などの要職を兼務するムハンマド副皇太子だ。副皇太子は昨年、シーア派系勢力が首都を掌握した隣国イエメンへの軍事介入を主導するなど、対外面でも大きな影響力を振るっている。

 王室のほかに強い権威を持つのが、復古主義的なワッハーブ派宗教界だ。19世紀にサウド家と手を結び、同家の支配に正統性を与える一方で“国教”の地位を確立。同派法学者らは、政策がシャリーア(イスラム法)に合致するかを判断する権限を持つなど、国政や世論に隠然たる力を持つ。

 スンニ派の盟主を自任するサウジは1月、シーア派聖職者らを処刑。それに対する抗議としてイランにある自国の大使館が襲撃された事件を受けてイランと断交した。シリア内戦ではスンニ派主体の反体制派を支援、シーア派系のアサド政権の排除を主張してきた。

 このためサウジの外交姿勢は、シーア派への「敵意」という宗教的動機が注目されることが多い。そうした面があることは否めないが、一方で、「国の成り立ち上、シーア派を異端視する宗教界に配慮せざるを得ない」(外交筋)とも指摘される。


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