したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

スーフィズムに関するHP

1382とはずがたり:2016/01/18(月) 00:47:51
インドネシア
ジャカルタテロ 東南アジアIS浸透 他の過激派が支持
http://mainichi.jp/articles/20160115/ddm/002/030/152000c
毎日新聞2016年1月15日 東京朝刊

 【ジャカルタ平野光芳】インドネシアのジャカルタで14日起きた自爆テロは、過激派組織「イスラム国」(IS)が東南アジアでも影響力を拡大していることを裏付けた。インドネシアの治安当局は取り締まりを強めてきた最中だけに衝撃は大きく、今後テロ対策の見直しを迫られそうだ。

 「明らかに治安を不安定にするテロ行為だ」。事件直後、ジョコ大統領はこう語り、厳しい表情でいらだちを隠さなかった。

 インドネシアではかつてイスラム過激派「ジェマ・イスラミア」(JI)が、東南アジアでのイスラム国家樹立を主張し、バリ島やジャカルタで自爆テロを実行。だが、軍出身のユドヨノ前大統領が2014年までの2期10年で、取り締まりを強化。JI幹部らを逮捕して組織を弱体化させ、テロを抑え込んできた。

 ところが、14年6月にイラクやシリアで活動するISが国家樹立を宣言し、過激思想をインターネットなどで拡散させると、それまで潜んでいた過激派が影響を受け始めた。JI創設者で現在収監されているアブ・バカル・バシル受刑者までIS支持を打ち出すと、過激派の間でISへの流れが加速。インドネシア当局は14年ごろからJI関係者が服役を終えて続々出所することや、中東でISに「参戦」して実戦経験を積んだテロリストが「逆輸入」されることに警戒を強めているところだった。また隣国マレーシアでもISに呼応する動きが出ていた。

 イスラム過激派がインドネシアで伸長する背景にあるのは、体制への不満だ。人口約2億5000万人の9割がイスラム教徒だが、1945年の独立以降、政治や法律に宗教を持ち込まない「世俗主義」を国是としている。1万3000以上の島々で構成される多民族国家で、イスラム教を優先すれば国の統一を保つのが難しいためだ。しかし、それがイスラム強硬派には「堕落」と映る。彼らには、イスラム法に基づく統治を掲げるISが魅力的な存在に映る。これまでに800人が中東に渡って「参戦」しているとの推計もある。

 また、治安当局は、スラウェシ島で武装闘争を続ける「東インドネシアのムジャヒディン」(MIT)の指導者、サントソ容疑者の逮捕にも力を入れている。しかし、軍隊を投入しても成果は上がっていない。

 サントソ容疑者もISに忠誠を誓っており、昨年11月にはインターネット上にビデオ声明を公表し、大統領宮殿やジャカルタ警視庁の襲撃を呼びかけるなど挑発を続けていた。

 インドネシアのテロ対策専門家、マルディグ・ウォウイク氏は「今回は治安機関がテロを未然に防げなかった上、テロ発生直後の避難誘導も不十分」と指摘した。

インドネシアで発生した過去の主なテロ事件

2000年 8月 ジャカルタのフィリピン大使公邸前に仕掛けられた爆弾が爆発。2人死亡、大使を含む約20人が負傷

     12月 ジャカルタを含む国内各地のキリスト教関連施設で連続テロ。100人以上が死傷。イスラム過激派「ジェマ・イスラミア」(JI)が関与

  02年10月 バリ島のディスコで爆弾テロ。日本人2人を含む200人以上が死亡、約300人が負傷。JIが関与

  03年 8月 ジャカルタの米資本高級ホテル前で自動車爆弾が爆発。12人死亡、約150人負傷。JIが関与

  04年 9月 ジャカルタの豪大使館前で自動車爆弾が爆発。約10人が死亡。JIが関与

  05年10月 バリ島の飲食店3カ所で同時自爆テロ。日本人1人を含む約20人死亡。JIが関与

  09年 7月 ジャカルタの二つの米資本高級ホテルで爆弾テロ。9人死亡、約50人が負傷


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板