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スーフィズムに関するHP

1スーフィズムに関するHP開設:2004/01/19(月) 15:34
はじめまして。

日本に在住のトルコ人です。この度、イスラームとスーフィズム、そしてトルコの紹介に関するHPを開設することになりました。このHPを通じて皆様と交流し、世界平和に少しでも貢献させて頂ければと思います。お時間のあるとき是非訪問して下さい。お待ちしております。
宜しくお願い致します。

http://www.yoyogi-uehara.net

1075とはずがたり:2015/09/25(金) 07:45:58
アメリカが訓練した
シリア反政府勢力の失敗
2015年09月24日(Thu)岡崎研究所
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5367

米国が訓練したシリア反政府勢力の失敗について、米ワシントン・ポスト紙のイグネイシャスが、8月20日付の同紙にて、米国はもっと首尾一貫したシリア戦略を持つべきだとオバマ政権を批判しています。

 すなわち、7月、米特殊部隊が訓練装備した「第30師団」と呼ばれるシリア穏健反政府勢力は、シリアで無様な失敗をおかした。今回の失敗には明白な、懸念される教訓がある。反政府勢力には充分な準備がなく、また敵対勢力に関する諜報も不十分だった。米国はトルコに頼り切りで、攻撃を受けた際の対応についても明確な計画を持っていなかった。最終的に米国は空からの支援を行ったが、それは遅きに失し役に立たなかった。

 昨年米議会は、CIAの秘密訓練計画とは別個に、50億ドルを付け「訓練・武装計画」を始めた。毎年5000名余を訓練する。この計画による最初のシリア反政府勢力がこの部隊だった。

 この計画は評価された。米国の訓練を受けた部隊は、過激派を排除するとともに、北部シリアに安全地帯を設け人道支援をすることになっている。他方、シリア介入に慎重な米大統領府からはもともと強い支持はなかった。

 7月12日、この部隊(54名)がシリアに入った直後、キリスでアルカイダ系のジャバト・アル・ヌスラの過激派(以下ヌスラ戦線)に攻撃された。司令官はヌスラ戦線が攻撃してくるとは考えなかったのである。

 ヌスラ戦線は同部隊を米国の手先だと考えている。7月29日には、部隊の7名が拉致され、31日にはアザズの同部隊本部が攻撃された。その後、更に少なくとも5名が拉致された。31日、米国は空爆で支援したが効果は殆どなかった。ヌスラ戦線は、ネット上で、新品のM16を奪ったと豪語している。

 この事例は、トルコとの共同対処の難しさを示している。部隊は主にアレポの北部地域のトルクメン系シリア人から構成されている。クルド人やラッカ近辺のスンニーも参加させるとの米国の考えは、トルコにより拒否された。

 1961年CIAはキューバのピッグズ湾に反政府勢力を上陸させたが、適切な計画、諜報、空からの支援や政治サポートを与えることに失敗した。1995年のエバンズ・トマスの著作 「The Very Best Men」には、見捨てられたキューバ工作員が浜辺からの無線で米責任者を罵倒するシーンがある。シリア人も同じ怒りを感じているだろう。米国はシリアに関して、もっと首尾一貫した戦略を持つべきである、と述べています。

出典:David Ignatius ‘Lessons from the Bay of Pigs in the Syrian 〝Division 30″debacle’(Washington Post, August 20, 2015)
https://www.washingtonpost.com/opinions/lessons-from-the-bay-of-pigs-in-the-syrian-division-30-debacle/2015/08/20/f561a29e-4775-11e5-8ab4-c73967a143d3_story.html

1076とはずがたり:2015/09/25(金) 07:46:24
>>1075-1076
* * *

 米国が訓練したシリア穏健反政府勢力「第30師団」の無様な「ヘマ」について、米国政府を批判する記事です。言葉は少ないですが、シリア介入に慎重な姿勢と首尾一貫性のない戦略を指摘するオバマ政策の批判となっています。

 今回の失敗を1961年の対キューバ侵攻の失敗になぞらえていることは、興味深いです。大統領の就任後4カ月、ケネディ大統領は前政権の政策を引き継ぎキューバに反政府部隊を送り込みましたが、種々の判断ミス、失策により同部隊を支援することが出来ず、この作戦は失敗しました。ケネディは自分の責任を認めるとともに、CIA指導部を更迭しました。しかし、その後、ケネディはリアリズムの姿勢を強めキューバ危機などで指導力を発揮したと言えます。同じリベラルでも、オバマはケネディとは違うように見えます。それとも、オバマも最後の1年余りで変わるのでしょうか。

 シリアの混乱が始まって早や5年になります。ISが勢力拡大を始めて1年になります。その間、アサドは国土の半分を支配下から失い、かつて鉄の安定を誇ったシリアは、今や深い内乱、分裂国家になってしまいました。更に、ISという過激な政治勢力が跋扈し、その力は北アフリカやアフガニスタンにまで伸びています。アサドを代替する力と品位を持つ勢力は全く育っておらず、誰と誰が戦っているのかさえ不明確になっています。他方で、筆舌に尽くしがたい人道悲劇は続いています。それに、周辺国はそれぞれの思惑で動いています。シリア問題はそう簡単には解決しないでしょう。

 今大事なことは、ISこそが大悪であるとして対処することではないでしょうか。アサドは既に充分に弱体化されています。アサドを倒せば、シリアはISが支配することになるでしょう。それこそ問題です。より現実主義的な対応が必要 になってきているようです。

 その意味で、幾つかの動きに注目したいと思います。8月11日、サウジの外相が訪露し、ラブロフ外相と会談しました。8月12日には、イラン外相のシリア訪問があり、8月17日には、同外相のロシア訪問がありました。外交的解決のためには、ロシア、トルコ、サウジ、イランなどをも巻き込んで行くことが不可欠です。

 日本も出来ることで貢献していくべきです。経済的貢献はもとより、政治的貢献も可能な時には果たしていくべきでしょう。


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