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スーフィズムに関するHP

1041チバQ:2015/08/25(火) 20:53:16
http://www.sankei.com/affairs/news/150821/afr1508210021-n1.html
2015.8.21 14:00
【イスラム国 続・テロリストたちの告白(中)】
移住企てた若者たちは…世界支配も結婚も「楽園」なら





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 イラク北部スレイマニヤで父親が営む青果店を手伝っていたクルド人、ナジュワーン(18)はここ数年、ある考えに夢中になっていた。「世界はイスラムが支配すべきだ。そのためには戦争も必要だ」

 友人は2013年から義勇兵として内戦下のシリアへ入り、国際テロ組織アルカーイダ系のヌスラ戦線でアサド政権に対する闘争に参加していた。彼から時折届くメールも、その思いに拍車をかけた。そこには「至る所にイスラムの旗が掲げられている」「ここは素晴らしい所だ」といった言葉が並んでいた。

 ヌスラ戦線との確執からアルカーイダと決別したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」がシリア・イラク両国で勢力を急拡大させた14年夏ごろ、友人はイスラム国にくら替えしたようだった。そのころからメールで、最高指導者のアブーバクル・バグダーディを「本物のカリフ(預言者ムハンマドの後継者)だ」と称賛し、「お前も(イスラム国へ)来い」と強く誘うようになった。ナジュワーンは、こうした連絡がくるたびに興奮し、「すごくうれしい気持ちになった」と振り返る。

「聖遷」盛んに宣伝

 イスラム教にはイスラム暦の起点となった「ヒジュラ」という重要な概念がある。7世紀前半のイスラム草創期、迫害を受けたムハンマドがメッカからメディナに移住してその後の征服活動の足がかりを作ったことを指し、日本語では「聖遷」などと訳される。

 イスラム国の宣伝映像や広報誌には、シリア・イラクを足がかりに、教義上、唯一の真正な宗教とされるイスラムの支配確立を目指す自分たちを草創期の教団になぞらえ、支持者たちに「ヒジュラ」への参加を促す表現が頻繁に登場する。

 ナジュワーンは今年5月、イスラム国行きの決意を友人に伝え、そのやり取りを監視していたクルド自治政府の治安当局に逮捕された。インタビューで「今もアサド政権と戦いたい」と語るナジュワーンは、シリアへの移住を諦め切れていないように見えた。

「いい暮らしができる」

 同じようにシリア移住を企てて逮捕されたクルド人、ダスタン(23)には昨年11月ごろ、イスラム国戦闘員としてシリア北部ラッカで暮らすいとこから、次のような電話があった。

 「店を持たせてもらえて結婚もできる。いい暮らしが待っている」。2度目の電話では「もしものことがあったら、妻の世話をみてもらいたい」。さらに5月には、その妻から「夫が戦死したので助けてほしい」との連絡を受けたという。ダスタンは小学4年で学校をやめ、当時は果物売りの父親を手伝うだけの生活だった。収入が低く、結婚も難しい中で、こうした誘い文句は「すごく魅力的だった」と認める。

 取材に立ち会った捜査官は「結婚できると思ったのが一番の理由だったのではないか」と勘ぐる。だが、「1日5回の礼拝は欠かしたことがない」というダスタンにとっては、イスラム国支配地域への移住が、実利と信仰心を満足させられる選択肢だったのだ。

 イスラム国に参加して「イスラムの世界支配」が実現できると考えたナジュワーンと、生活が上向くと信じたダスタン。ともに家族から強く反対されたにもかかわらず、友人やいとこの言葉を「本当だと信じた」と語る。

 宗教的なキーワードをちりばめながら、メンバーや支持者を獲得していくイスラム国。信じたいものだけを信じる心理が、つけ込む隙を与えている。=敬称・呼称略

(イラク北部クルド人自治区 大内清)


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