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スーフィズムに関するHP

1014チバQ:2015/08/12(水) 18:32:08
http://mainichi.jp/select/news/20150812k0000m030097000c.html
イラク議会:副大統領廃止の行革案承認 首相の指導力が鍵
毎日新聞 2015年08月11日 21時31分(最終更新 08月11日 23時44分)
 【カイロ秋山信一】イラク連邦議会は11日、副大統領と副首相のポスト廃止や汚職対策の強化を含むアバディ内閣の行財政改革案を承認した。汚職や停電の頻発に抗議するデモが各地で拡大したのを受け、アバディ首相が改革に乗り出した格好だが、同時に副大統領ら政敵の影響力低下を狙っているとの見方もある。改革が円滑に進むかは不透明で、首相が指導力を発揮できなければ政権基盤が揺らぎ、過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討にも悪影響が出る恐れがある。

 イラク国営メディアによると、内閣が提出した行財政改革案は▽副大統領(3人)と副首相(3人)のポスト廃止▽汚職捜査の強化▽省庁の顧問・警備員の大幅削減▽宗派・民族に基づく政府ポスト配分の廃止−−などだ。

 副大統領や副首相のポストは、宗派・民族の垣根を越えた挙国一致体制を作るため、昨年9月の組閣時に各党派の有力政治家に配分された経緯がある。アバディ首相には、ポスト廃止で政治家が身を切る姿勢を国民にアピールすると同時に、有力政治家を政府から遠ざけることで、自身の権力基盤を強化する狙いがあるとみられる。

 アバディ首相が行財政改革を打ち出した背景には、国民の不満の高まりがある。汚職のまん延やISによるテロの頻発に加え、最近は最高気温50度を超える猛暑の中で停電が頻発。行政の停滞に抗議するデモが各地に広がった。

 国民に影響力が強いイスラム教シーア派の指導者シスタニ師が今月7日、「徹底的な汚職対策が必要だ」と改革を要求したのを受け、アバディ首相は9日に改革案を発表した。

 ただ首相主導の改革には、同じシーア派からも反発が出ている。アラウィ副大統領(シーア派、元首相)は「首相の改革案は憲法違反だ」と批判。政界で強い影響力を維持するマリキ副大統領(前首相)も改革に賛同する一方で「(改革を求める)デモには政治的意図が働いている恐れがある」とけん制した。

 また少数派のスンニ派(約2割)やクルド人(約2割)には、汚職が疑われる県知事や県議会議員の解任権が付与されるなどアバディ首相の権限が拡充されたことへの警戒感がある。宗派・民族に基づく政府ポストの割り当てがなくなれば、シーア派に権力が集中するとの懸念も出ている。

 改革の成否にはアバディ内閣の行方もかかっている。組閣から間もなく1年だが、最大の課題であるIS支配地域の奪還は思うように進まず、10日にも中部ディヤラ県で58人が死亡する爆弾テロ事件が発生した。

 クルド自治政府が「中央政府からの予算配分が十分ではない」として独自の石油輸出を再開するなど、クルドとの関係もこじれている。行財政改革を迅速に進められなければ、首相の退任を求める声が強まる可能性もある。

 イラク紙「ターキ」のアフマド・フェリ編集長は「政府は過去にも汚職対策を約束してきたが、問題が解決したためしがない。世論の後押しがあるうちに改革を実行しなければ、失望はアバディ首相に向く」と指摘する。


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