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2004年米国大統領選スレ

7381OS5:2025/11/08(土) 22:22:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/70ee8c72a20e34285a085da7e73274900ac30b80
民主社会主義市長誕生の裏にあるニューヨークの貧困 絶望と不安が激震引き起こす
11/8(土) 11:00配信



米ニューヨーク市長選で、民主社会主義を掲げる民主党急進左派のゾーラン・マムダニ氏(34)が当選した。7月の民主党の予備選で予想外の強さで勝利を収めた後も着実に支持を広げ、安定した戦いで市長の座を射止めた。「資本主義の権化」であるニューヨークで、なぜ社会主義者を自認する市長が誕生したのか。世界中が抱いた疑問への答えは意外なほど明快だ。ニューヨークは貧困にあえいでいるからである。(テレビ朝日デジタル解説委員 名村晃一)

「安くて住みやすい町」にこだわり有権者の心とらえる
マムダニ氏の選挙運動は、民主党のイメージカラーである青だけでなく、ライバルの共和党のシンボルカラーである赤も目立った。赤は左翼のイメージカラーでもある。政党の色など構うことなく赤をはためかせて、社会主義を強調した。支持者らが手に持ったプラカードには、「社会主義がファシズムを打ちのめす」とあった。ファシズムとはトランプ政権を指す。社会主義への嫌悪感が強い米国で、これほどまで社会主義という言葉が飛び交うのは極めて異例だ。

政策として一貫して訴えたのは「Affordability(値ごろ感)」だ。物価を下げ、安くて住みやすいニューヨークにしてゆくことを徹底的に訴えた。安価な食材を販売する市営スーパーの創設、公営バスの無料化、賃貸住宅の値上げ凍結、最低賃金の倍増に近いアップ、富裕層への増税などを掲げ、有権者の心をつかんだ。

デリやファストフードに「EBT使えます」のサイン
ニューヨークには「デリ」や「ボデガ」と呼ばれる昔ながらの雑貨店がいたるところにある。日本のコンビニエンスストアのような存在だが、摩天楼が林立するマンハッタンから離れ、ブルックリンやブロンクスなどのデリの店先には「EBT使えます」と記された紙が張られている。

EBTとは「Electric Benefit Transfer(エレクトリック・ベネフィット・トランスファー)」の略称だ。日本の生活保護制度に似た国の低所得者食料支給制度を利用する際の決済用のカードのことだ。

クレジットカードのようにデリやスーパーに設置された機械にかざすだけで、補助金で食品を買い求めることができる。かつては「フードスタンプ」と呼ばれる紙の券だったが、それが電子化された。

「世界が不況に陥ってもここだけはカネがある」と言われるマンハッタンの中心部ではあまり見かけないが、庶民の町では、市民がEBTを利用して食品を買うのは当たり前の光景だ。

ブルックリンなどでは、ハンバーガーチェーンのマクドナルドの店舗でもEBTが使用できることを知らせる張り紙が掲げられている。

こうした店の常連になると、1カ月に2、3回は、見知らぬ高齢者や子どもらから「おごってくれないか」と声をかけられる。それがニューヨークの日常だ。


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