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2004年米国大統領選スレ

3846とはずがたり:2016/11/08(火) 22:10:31
>>3845-3846
 当然のことだが、米国は政治的に分裂状態がしばらく続いてきた。だがこの分裂は共和党と民主党、保守派とリベラル派を分けている伝統的な線に沿ったものだった。

 今年の大統領選で露呈した分裂は「前例がない」とビル・マッキンターフ氏は指摘する。同氏は共和党の世論調査員で、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とNBCニュースが共同実施する世論調査の共同ディレクターを務めている。今年の分裂は以前より根本的な、社会の最も基本的な線に沿って生じている。つまり、性別、人種、教育水準だ。WSJとNBCが先週末に実施した投票日前としては最後の世論調査がそれを浮き彫りにしている。

8日の米大統領選で見るべきポイントをWSJワシントン支局のジェラルド・F・サイブ支局長が解説(英語音声のみ)Photo: AP
 最も注目すべきは、教育水準という線に沿った新たな分裂が生じていることだ。トランプ氏とクリントン氏の二者択一の設問では、大学の学位を持った白人有権者の51%がクリントン氏を選び、トランプ氏を選んだのは41%にとどまった。一方、大卒でない白人有権者の間ではトランプ氏の支持率が2対1の割合で高かった。

 地方に住む有権者の5人に3人はトランプ氏を選び、都市部有権者5人のうち3人はクリントン氏を選んだ。より伝統的な分裂は今や、さらに広がりつつある。非白人層ではクリントン氏の支持率が75%であるのに対し、トランプ氏は15%だ。

 さらに言えば、今年の選挙はトランプ、クリントン両氏それぞれの支持者が誰を選ぶかで単に意見が合わないという選挙ではない。一方の支持者の多くは、もう一方の支持者がなぜその候補者を選ぶのか想定することさえできないという状況だ。

 恐らく最も懸念すべきは、クリントン氏を支持する有権者の90%がトランプ氏が大統領になっても支持したくないと回答し、一方のトランプ氏の支持者も90%超がクリントン氏に同様の感情を持っていることだ。選挙後も米国は分裂されたままだとの回答は、どちらの支持者も過半数に達した。

 今回の選挙戦は長かった。出馬を表明したのはクリントン氏が約1年半前で、トランプ氏はほぼ1年4カ月前だ。恐らく、大統領選を巡る緊張の大部分を作り上げたのは、この特定の2候補に向けられた不快な感情に過ぎなかったのだろう。

 いずれにせよ、今年の大統領選でエスタブリッシュメントに対して怒りを爆発させる機会が得られた有権者の溜飲が下がり、政界が国民の声にもっと耳を傾けることを学べば、選挙も無駄にはならない。希望を持てる理由はある。


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