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2004年米国大統領選スレ

2025チバQ:2014/06/08(日) 18:38:56
 ベトナムで戦い、陸軍参謀総長としてイラク、アフガン戦争に関わった2つの世代にとっての「英雄」であるシンセキ氏は、退役軍人への医療サービスや生活支援に関わる退役軍人省のトップに適任だった。だが、退役軍人病院での不祥事は皮肉にも、この「2つの世代」によってもたらされた。


増大する「戦後」負担


 1975年に終結したベトナム戦争世代は約2000万人の退役軍人のうち3分の1に当たる730万人を占める最大勢力だ。彼らはちょうど初老にさしかかり、医療がより必要になる。そこにイラクやアフガンで障害を負った帰還兵が加わり、退役軍人省が運営する医療関連サービスの利用者はここ5年間で約200万人も増えた。

 状況を改善するため、退役軍人省は診察待ち時間を減らした施設の幹部に特別ボーナスを支給するようにしたが、これがあだとなった。本省に偽の待機者名簿を提出し、実際は数カ月も患者を待たせるような事案が発生してしまったのだ。

 「戦場では20歳がらみの伍長の電話だけを頼りに攻撃を命じなければならない。それが良い情報だと信じるしかない」

 シンセキ氏はオバマ氏にこう述べ、軍の文化では退役軍人病院で起きたような隠蔽(いんぺい)工作はありえないと強調した。

 退役軍人省は30万人以上の職員を擁し、連邦政府の中では国防総省に次ぐ第2の大官庁である。予算規模は2009会計年度で約1000億ドル(10兆円)だったのが14会計年度では約1510億ドルに膨れあがり、今後も増大する見通しだという。

 オバマ氏はこのほどアフガンからの全面撤退に向けた工程表を発表し、シリア内戦など世界の紛争への新たな介入にも慎重姿勢を示している。戦費負担だけでなく、退役軍人省の問題に象徴される「戦後」負担の重さもその理由の一つなのだろう。退役軍人省が取り組むシステム改革の成功は、米国が世界でこれからも軍事的な役割を果たせるかどうかの判断にも影響を与える。(ワシントン支局 加納宏幸)


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