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2004年米国大統領選スレ

1579チバQ:2012/11/11(日) 18:26:17
http://mainichi.jp/feature/news/20121109ddm007030067000c.html
米大統領選:オバマ再選/中 変節したロムニー氏
毎日新聞 2012年11月09日 東京朝刊

 ◇右傾化共和党と無党派の間
 「懐かしいなあ。昔の穏健派ロムニー(前マサチューセッツ州知事)が姿を現した。一体、今までどこにいたんだよ」。先月9日、西部ネバダ州ラスベガスでの集会。オバマ大統領の応援のため全国を飛び回るクリントン元大統領がそう語ると、聴衆から大きな笑い声が上がった。

 初回の大統領候補テレビ討論会以降、共和党候補のロムニー氏が、富裕層優遇の主張を封印するなど、姿勢を中道寄りに変え始めたことをからかったのだった。

 共和党予備選からオバマ大統領との本選まで、ロムニー氏は政治的な信条がよく分からないと指摘され続けてきた。

 今回は自らを「極めて保守的な大統領候補」と売り出した。だが、94年の東部マサチューセッツ州選出の上院選では、民主党のリベラル派の重鎮ケネディ上院議員(故人)に対抗するため、人工妊娠中絶を容認し女性の権利に理解ある候補として立候補していた。

 マサチューセッツ州知事時代(03〜07年)は、地球温暖化対策を推進し「石炭は人を殺す」と主張。だが、今回の選挙戦では「私は石炭が大好きだ」と語り、化石燃料の積極的活用による景気回復を目指した。

 こうした政治的な立場の変化をロムニー氏の個人的な問題と受け止める声がある一方、共和党が抱える本質的な矛盾の象徴だと指摘する意見も絶えない。

 共和党は近年、顕著な保守化傾向を示している。予備選を勝ち抜き、党内の支持層を固める段階では、候補者らは保守色を競い合う。だが、民主党候補と戦う本選挙では、無党派層の支持が不可欠なため、中道寄りに政策の立場を修正することになる。こうした傾向は過去の大統領選でも見られたが、支持層の保守化を受け、予備選段階の発言があまりに右傾化し、本選挙での軌道修正が難しくなってしまった。

 例えば、ロムニー氏は予備選途中で、不法移民の取り締まり厳格化を明言。その結果、大統領選ではヒスパニック系の支持拡大が難航した。

 財政赤字の拡大や、国民皆保険制度の導入を目指すオバマ政権に反発し広がった「小さな政府」を求める草の根保守運動「ティーパーティー(茶会運動)」は、政治家に妥協を拒否するよう迫ってきた。中西部インディアナ州選出の共和党穏健派のルーガー上院議員は、予備選で、茶会運動による「落選運動」で敗退した。いまや「穏健派は絶滅品種」(パウエル元国務長官)だ。

 「民主党も共和党も、政治より国民を優先するよう期待する」。大統領選で敗北したロムニー氏は7日未明、選挙後は両党が協力するよう呼びかけた。下院共和党トップのベイナー議長もオバマ大統領の再選を受け、協力姿勢をのぞかせている。

 だが、共和党内では妥協姿勢を示す党指導部の方針に、若手保守派が「反逆」するのが常態化している。大統領選後にその状況が変わる兆しはまったく見られない。【ワシントン古本陽荘】


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