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化学・薬品産業総合スレッド

935荷主研究者:2012/01/08(日) 00:48:50

http://www.sankeibiz.jp/business/news/111216/bsc1112160505011-n1.htm
2011.12.16 05:00 Fuji Sankei Business i.
エチレン国内生産700万トン割れ 11年見通し、中国の石化製品需要減退響く

 プラスチックや化学繊維、合成ゴムなど石油化学製品の基礎原料となるエチレンの2011年の国内生産量は、前年に3年ぶりに回復した700万トンの大台を割り込むことが確実となった。リーマン・ショックの影響を受けた08年の688万トンを下回り、670万トン前後に低迷するとの見方もある。

 石化製品の主要輸出先である中国は、欧州債務危機のあおりで景気が減速しているうえ、歴史的な水準が長引いている円高も重なり、石化業界は我慢の時期が続きそうだ。

 石油化学工業協会が15日発表した1〜11月の生産量は616万5800トンで、前年同期比約3%減と伸び悩みが鮮明となった。

 「秋口から急速にシュリンク(縮小)した。年初の時点で今年後半は期待できると思っていたが、見事に外れた」。記者会見で石化協の高橋恭平会長(昭和電工会長)はこう嘆いた。

 石化協によると11月のエチレンの国内生産量は55万6500トンで、前年同月比11%減と3カ月連続の前年割れ。製造設備の実質稼働率は84.4%と前年同月を10.4ポイントも下回り、好調さの目安である90%台を2カ月連続で割り込むなど、需要の落ち込みを色濃く反映した。

 需要減退の主な要因は、石化製品の主要輸出先となっている中国の需要家からの引き合いが減ったことだ。

 中国にとって最大の輸出先である欧州の景気が債務危機で不振に陥り、インフレ対策の金融引き締めも中国の生産活動に冷や水を浴びせた。

 エチレンの国内生産量は9月以降、毎月50万トン台半ばで推移している。このため、2011年の年間では「この15年間でも過去最低の水準にあたる670万トン前後になるのではないか」(三菱化学の石塚博昭専務)との指摘もある。

 この水準にとどまれば、リーマン・ショック後の世界同時不況で大幅な生産減となった08年を下回る。

 欧州危機をきっかけに世界経済が減速する中、石化業界では「来年の上期は、相当厳しい環境の中で事業運営をしなければならない」(石化協の高橋会長)との懸念が強まっている。


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