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化学・薬品産業総合スレッド
2197
:
荷主研究者
:2019/04/30(火) 15:14:19
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00514508?isReadConfirmed=true
2019/4/24 05:00 日刊工業新聞
大分コンビナートの今(上)昭和電工 効率生産へAI活用加速
2010年に更新したエチレンプラント。同社はAIなどでさらなる生産の進化に挑む
日本で石油化学品の生産が始まって約60年。今後、日本に50年超えのエチレンプラントが増える中、設備更新や生産の高度化がますます重要となる。2010年に業界に先駆けて最新設備に更新した昭和電工は今、人工知能(AI)などでさらなる生産の進化に挑む。同社の取り組みから、石化の今をひもとく。(2回連載)
【競争力強化】
昭和電工のエチレンプラントがある大分コンビナート(大分市)は、九州唯一の石化コンビナートだ。福田浩嗣執行役員石油化学事業部長兼オレフィン部長は「他社のエチレンプラントが近隣にないことをデメリットと思ったことはない」と言い切る。同業と連携できないからこそ、自前の競争力強化が進んだ。
今、同社が力を入れるのはAIの活用だ。ナフサなどの原料を800度C程度で熱分解する分解炉に、異常が発生していないかをいち早く見つける。分解炉のチューブ内壁に炭素が付着して詰まると、原料供給を約1日止め、炭素を取り除くデコーキング作業が必要になる。詰まる前に予兆がわかれば、原料供給を止めずに分解温度を下げて対応できる。
「今は検証段階。デコーキング作業の周期をできるだけ長期化したい」(同社担当者)と話す。周期を長期化できれば、エチレンの生産量は増え、競争力の強化につながる。
【相当な危機感】
AIは正常運転時の分解炉の流量と圧力を事前に学習しておき、そこからはみ出した状態を“異常”として検知する。人が流量や圧力を見るよりも5日程度早く予兆に気づくという。今後、圧縮機や蒸留塔などへのAI適用も検討する。
AIによる日々の稼働の改善に対し、4年に1度、約1カ月設備を止めて実施する定期修理は人間の力量が試される。長井太一執行役員大分コンビナート代表は「22年の定修時、従業員の平均年齢はもっとも若くなる。相当な危機感を持ってやっていく」と力を込める。
コンビナートの2期工事を経験した従業員は定年退職の時期になる。例えば、エチレンプラントを担当するエチレン課の平均年齢は22年の定修時点で35・6歳を見込む。体感教育やシミュレーターを活用した教育により、若手育成を急ぐ。
また、同社は4年ごとの定修期間を延長し、4年以上の連続運転を行うかどうかを目下検討している。それには設備増強などの投資が必要となるため、「やる場合は次の22年定修で手を打つ」(長井執行役員)としている。
【長期安定稼働】
熟練エンジニアの減少は業界に共通した課題だ。特に老朽化設備を使いこなす企業ほど熟練者に頼る部分は大きい。設備更新に加え、AIに運転の一部を担ってもらいながら、いかに若手を中心に長期安定稼働の体制を構築するか。市況高の恩恵で好調が続いた石化業界の本質的な競争力が問われる。
(2019/4/24 05:00)
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