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化学・薬品産業総合スレッド

2128とはずがたり:2018/12/23(日) 09:53:51

121 名前:チバQ[] 投稿日:2011/11/23(水) 21:55:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111120-00000141-mailo-l35
東ソー工場爆発:事故1週間 原因解明、長期化も 爆発箇所に近づけず /山口
毎日新聞 11月20日(日)14時26分配信

 ◇県警の検証一時打ち切り
 周南市の大手総合化学メーカー「東ソー」南陽事業所で作業員1人が死亡する爆発・炎上事故が起きてから20日で1週間を迎える。事故のあったプラントの7割が焼失し、海域に有害物質が流れ出すなど被害は広がっている。県警の現場検証は18日にいったん打ち切られた。なぜ漏れないはずの可燃性物質が漏れて爆発したのか、解明には時間がかかりそうだ。【丹下友紀子】
 ◆事故当日◆
 13日午前4時ごろ、第2塩ビモノマープラントの圧力を安定させるための弁に不具合が見つかった。このため午前6時に同プラントを全停止し、塩ビモノマーなどの液体を枕タンクから一時貯蔵タンクに移す「移液作業」を始めた。午後3時22分ごろ、塩化水素ガスが漏れたという検知器が鳴り、24分に火災報知器が作動。25分以降に2回爆発した。
 移液作業はプラント停止時に必要な作業。通常の倍の10人が携わり、15〜16時間かかるという。96年のプラント操業以来、定期修理時を中心に10回ほどしかしたことがない。「プラントの停止と稼働開始が一番危険」(東ソー)というリスクのある作業だった。
 ◆爆発◆
 同社によると、損傷が激しい同プラントの中央北側にある塩ビモノマー精製工程2階が爆発箇所とみられる。2階には、塩ビモノマーや塩化水素などの入った枕タンクが置いてあった。爆発規模を考えると、塩ビモノマーがタンクから漏れ出し、何らかの原因で引火し爆発した可能性が高い。
 塩ビモノマーは水道管のパイプなどの原料で、常温で気体となり、引火性が強い。爆発の危険性があるため、労働安全衛生法で「名称等を通知すべき危険物及び有害物」に指定されている。大気中の濃度が3・6〜30%となり、酸素に触れると爆発の恐れがある。東ソー関係者によると、枕タンク内の温度が上昇し、高圧になったとみられるが、温度上昇の理由は「分からない」という。
 また、プラントが停止していたため、機械の火花などの可能性は低く、爆発の引火原因となる電気は、静電気以外見つかっていない。プラント内では作業員の衣服や構造で静電気対策をしているものの、100%の対策はできないという。
 ◆犠牲◆
 同プラントは丸一日炎上し続け、責任者だった塩ビモノマー課第2係長の中村雅典さん(52)が喉にやけどを負い窒息死した。中村さんはプラントの不具合を聞いて、休日出勤した。遺体で見つかったのは、塩ビモノマー精製工程前の地上だった。責任者として通常は事務所で作業を監督するが、現場に居合わせ、爆発直前に塩化水素ガスの検知器が作動したため、漏えい場所を確認しに行ったとみられる。
 ◆捜査◆
 県警は業務上過失致死容疑で、作業員や会社関係者から事情聴取するとともに、関係3部門から関係資料を既に押収。3日連続の現場検証は18日にいったん打ち切った。プラント内部が崩れ落ちる可能性があるほか、塩化水素などが付着している恐れがあり、「安全確保ができていない」として検証の再開のめどは未定だ。爆発が起きた2階部分には近づけておらず、捜査の長期化も予想される。
 ◇県あす改善命令
 「東ソー」の爆発事故で、発がん性のある有害物質「二塩化エタン」が海に流出したことを受け、県は21日、水質汚濁防止法に基づいて同社に改善命令を出す。県環境政策課が19日、発表した。
 同法に基づく改善命令は県内初。県が改善命令書を交付し、結果報告を求める。また、同社や周辺海域の環境調査を実施する。
 ◇周南市独自で徳山湾を調査
 周南市は、東ソーが実施する排水口や周辺海域での検査結果の報告を求めることにした。市も、独自で徳山湾の海水を調査する。
 同社のダイオキシン類の調査にも協力し、市としても土壌を調査する。市は20日に環境政策課(0834・22・8324)▽健康増進課(同・22・8553)で、市民からの問い合わせに対応する。
〔山口東版〕

11月20日朝刊


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