したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

化学・薬品産業総合スレッド

2097とはずがたり:2018/12/23(日) 08:43:43

61 名前:荷主研究者[] 投稿日:2005/08/13(土) 03:54:17

【東北東ソー化学:塩素需要減に対応し事業構造を多様化】2005年6月3日 化学工業日報 3面
事業構造を多様化へ 東北東ソー化学 塩素需要減に対応

東ソーは、クロル・アルカリの東北拠点である東北東ソー化学(山形県酒田市)で事業の多様化を軸とした構造改革に乗り出す。東北東ソー化学では、主力事業の1つである塩素の需要減に直面しており、現状のままでは事業継続も容易ではないのが実情。すでに実施してきた電解規模の縮小や固定費削減などの改革に加え、非クロル・アルカリ関連での新規事業化といった事業構造の多角化を進めていく。

東北東ソー化学は、東ソー100%出資のクロル・アルカリメーカー。生産能力は酒田での年産6万数千トン。東ソーではビニル・チェーンに直結するかたちで南陽、四日市で電解事業を展開しているが、東北東ソー化学に関してはチェーンとは離れて事業運営を図っている。本州には山形以北に電解メーカーが他に存在しないこともあって、地場密着型の活動を進めている。

ただ、これまでの主力需要家である日本製紙などの製紙メーカーはパルプ漂白に関してECF(非塩素漂白)という手法の導入を進めている。液体塩素を使った従来法から二酸化塩素やオゾンを使用する方法へと転換しているもので、東北東ソー化学でも事業規模の縮小を余儀なくされているのが実情。

これに対して東北東ソー化学では、諸コストの圧縮などの効率化はもちろん、電解設備の稼働率低減体制の恒久化、段階的な人員の大幅削減といった対応を、ここ4-5年にわたって進めてきた。縮小均衡型の構造改革を軸に、実質的な電解事業規模はすでに能力比で7割程度になっているとみられる。

こうした一連の縮小策に加えて、新たに新規事業への進出で事業基盤を固めていく方針を固めた。東北東ソー化学では、電解事業のほか、高度さらし粉や肥料といった事業も以前から手掛けているが、さらに事業の多様化を進めていくことになる。工場機能など生産インフラが豊富なほか、立地面でも港湾を活用しやすいといった特徴を生かして、既存事業への依存度を引き下げて地域での生き残りを図っていく戦略だ。早期に具体的施策の実施を目指していく。

62 名前:荷主研究者[] 投稿日:2005/09/13(火) 00:19:41

【トクヤマ:クロル・アルカリ事業の設備増強】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200506280006.html
'05/6/28 中国新聞
トクヤマ 250億円投じ設備増強

 トクヤマ徳山製造所(周南市)が本年度から、塩水を電気分解して得た塩素を中心とする製品を原料に使う事業分野で、総額で二百五十億円を超える設備投資に乗り出す。同市ではすでに、東ソー南陽事業所も類似の分野で大型投資を進めている。両社の投資により、生活に密着した化学製品の生産で周南地域の拠点性がさらに高まりそうだ。

 トクヤマが強化するのは、塩水の電気分解で得たカセイソーダと塩素、水素を原料にする「クロル・アルカリ事業」。塩素は石油化学の基礎原料であるエチレンなどと化合し、汎用性の高い塩化ビニール樹脂原料となる。その生産に必要な素材の生産能力を増やしたり、設備を更新したりする。

 東ソーはすでに、塩ビ樹脂原料にウレタン原料事業を加えた事業を「ビニール・イソシアネート・チェーン」と名付け、大型投資を進めている。ここ三年間、単独で約四百三十億円を投資。二〇〇九年までの投資額も、関係会社との合計で一千億円を超える見込みだ。

 周南コンビナートは〇三年の生産能力で、カセイソーダで全国の約三割、塩ビ樹脂原料で約四割を占めている。自家発電所などのインフラが整い、需要が伸びている中国などアジア地域に近い立地が追い風となっている。

 両社が今後、設備投資を進めれば、シェアはさらに高まる。応用分野が広い樹脂向けの基礎素材の生産拠点として、周南地域の重要性が増す。大型投資で税収や雇用面でも効果が期待できそうだ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板