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化学・薬品産業総合スレッド

1898荷主研究者:2017/10/01(日) 11:35:30

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00443228?isReadConfirmed=true
2017/9/15 05:00 日刊工業新聞
水島の現在地・エチレンセンター統合1年半(下)旭化成 改革から攻めに転換

旭化成・水島製造所の新研究棟

【新研究棟に期待】
 「『昨日まで世界になかったもの』をいかにこれから創っていくか。製造と研究がさらに“コネクト”してやっていく」。旭化成上席理事の室園康博水島製造所長は8月23日に稼働した新研究棟に大きな期待を込める。

 水島製造所(岡山県倉敷市)は石油化学の中核拠点だ。6階建ての新研究棟が仲間に加わり、「基礎研究、プロセス開発、ベンチ・パイロット・本プラントの全てを製造と研究がいっしょになって取り組む」(室園所長)ための体制づくりが着々と進む。隣接する既存研究棟の改築が2018年6月に終われば、技術の融合・高度化を阻む壁はなくなるはずだ。

 研究開発の速度を上げて、早く新たな仲間を誘致したい。三菱ケミカルとのエチレンセンター統合により停止した旭化成側の設備は、今後2年かけて撤去する。「土地が空いてくるので、そこを何とか活用していきたい」(同)と空洞化への危機感は強い。

 一方で、ここ数年の構造改革から攻めに転じる機運が高まりつつあるのは朗報だ。「プラントが全部止まって、大きな節目の定期修理も乗り越えて、いよいよこれから攻めていく雰囲気になっている」と室園所長の表情は明るい。

【生産能力を増強】
 特に製品で好調なのは、リチウムイオン二次電池用セパレーター(絶縁材)などに使う超高分子量ポリエチレンだ。電気自動車(EV)などエコカー向けの需要急増を背景に、同製造所の既存プラントの生産能力を段階的に増強している。

 構造改革前と比べて需要は数倍に伸びている模様。そこで旭化成は現在、新たなプラント建設も同時に検討中だ。事業継続計画(BCP)の観点を含めて立地を議論しているが、室園所長は「水島は各企業との連携がかなり取れている」とアピールを忘れない。

【25年の姿を議論】
 旭化成は今秋から製造所を含む全社で25年のあるべき姿について議論を始めたばかり。「事業環境も踏まえて、何か誘致できないか、もっと増強できないかを含めて製造所全体の25年の姿の議論に入った」と、室園所長は工場の基盤強化へ本腰を入れる。

 後ろ向きから前向きへの方向転換は製造所だけではなしえない。社内外に残る構造改革時代の負のイメージを払拭するためには、結果で示し続けるしかない。

(鈴木岳志が担当しました)

(2017/9/15 05:00)


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