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鉄鋼・非鉄金属スレッド
998
:
荷主研究者
:2012/04/08(日) 16:52:09
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120303/bsc1203030502009-n1.htm
2012.3.3 05:00 Fuji Sankei Business i.
【フォーカス】神戸製鋼所(下)独自技術で海外に攻勢
■国内で磨いた“鉄”光放つ
内需の低迷に歴史的な円高や電力供給不安も加わり、企業投資の海外志向が一段と強まる中、神戸製鋼所は昨年末、2007年以来となる国内製鉄所への大型投資を決断した。生産にとどまらず、開発や部材調達などを含めて需要地に機能を移す最近の製造業の現地化の流れには逆行するかにみえるが、同社の尾上善則常務は「グローバル市場で戦っていくためには、国内の競争力強化が不可欠だ」と強調する。
◆高付加価値品に強み
自動車エンジンバルブ部品の「弁バネ」。自動車ボディーなどを軽量化できる軽くて強い「高張力鋼板(ハイテン)」、世界最高強度のばね用鋼やボルト用鋼。これらは、神鋼が“虎の子”の独自技術で開発してきた「オンリーワン製品」と呼ぶ高品質の鋼材で、国内または世界の市場シェアで優位な位置を獲得している。国内での大型投資は、このオンリーワン製品の生産比率を現状の3割から15年度までに5割に引き上げることが狙いだ。
主力の加古川製鉄所(兵庫県加古川市)と神戸製鉄所(神戸市)に総額約360億円を投じ、リンや硫黄など不純物を除去する最新の「溶銑(ようせん)処理設備」を導入する。ハイテンなどの高品質鋼材を作るには、鉄の純度を高める必要があるためだ。
加古川の現在の溶銑処理能力は、同製鉄所の粗鋼生産能力の約4割相当だが、新設備が稼働する14年半ばには全量に対応できる。
安さが勝負の汎用(はんよう)品とは異なり、製造工程に独自のノウハウを必要とする高付加価値品の開発と品質維持では、技術の蓄積と最適な生産管理手法を確立する「現場力」がものを言う。しっかりと確立させた製造工程は移転もできるが、技術の蓄積や現場力改善の連続性が失われれば、高付加価値品を生み出す力は低下する。
神鋼は、国内で確立したハイテン技術を米鉄鋼大手、USスチールとの合弁拠点に移転。13年初めの稼働に向け米オハイオ州で工場建設に着手している。現在、ハイテンを北米で生産しているのはアルセロール・ミタル(ルクセンブルク)とティッセンクルップ(独)の2社だけ。日本勢では神鋼が一番乗りで、国内で磨いた生産技術が世界での戦いに直結している。
◆あえて日本に投資
国内で育てた「得意技術で海外に攻勢をかける」(佐藤広士社長)構図は、経常利益の4割を稼ぐ建機事業も同じだ。
昨年実施した中国での生産増強やインド工場の立ち上げで、建機事業の海外生産比率は7割に高まった。だが、同社はあえて国内に約200億円を投じ、広島に新工場と開発拠点「グローバル・エンジニアリング・センター」を開設、5月に稼働させる。
海外生産の規模は拡大したが、中国など海外工場の生産出荷にかかる時間(リードタイム)は国内工場の約2倍で、生産性が低い。広島の新センターは内外の生産性改善を担う司令塔で、抜本的な生産革新に取り組む。そのノウハウを移転して各拠点のリードタイムを15年度までに「3割短縮する」(神鋼子会社のコベルコ建機)計画。これに伴い、海外拠点の現地調達機能も国内で統括する仕組みに移行し、日本をハブ(中核)としたモデルで「グローバル化を深化させる」(神鋼の川崎博也常務)。
円高や高い法人税など国内の経営環境は確かに厳しい。だが神鋼の姿勢は、必ずしも“脱日本”だけが生き残りの選択肢ではないことを示している。問題は、需要家が認める価値をいかに生み出し続けられるかだ。国内に軸足を置く神鋼の戦略もそこを問われることになる。(川上朝栄)
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