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鉄鋼・非鉄金属スレッド

989荷主研究者:2012/02/01(水) 00:12:42

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120114/bsc1201140502008-n1.htm
2012.1.14 05:00 Fuji Sankei Business i.
JFEなど鉄鋼の調達力底上げ 低品質原料の活用を拡大

 鉄鉱石や原料炭価格の高止まりが続く中、鉄鋼各社で割安な低品質原料を有効活用する動きが相次いでいる。神戸製鋼所が粉状の鉄鉱石から高純度の鉄源を生み出す設備の海外展開を加速させているほか、JFEスチールは低品質原料を元にした新たな原料の試験生産を開始した。獲得競争が激化する高品質原料に代わる未利用原料の活用を進め、原料の安定調達を図るのも狙いだ。

 活用されないまま放置されている粉鉱石の山に着目したのが神戸製鋼だ。粉鉱石を回転炉に投入し、熱することで純度95%以上の鉄源に仕上がる。インドやベトナムなど新興国の内陸部には粉鉱石が多く、これを活用できれば「新興国の旺盛な鉄鋼需要をまかなえる」との判断だ。同社はインド鉄鋼大手SAILと共同で2015年の稼働を目指しており、中央アジアなどへの展開も目指す。

 JFEは低品質の鉄鉱石と石炭を混ぜ合わせた鉄鋼原料の開発に取り組む。東日本製鉄所京浜地区(横浜・川崎両市)で、昨年11月から高品質の石炭の代替となる新原料「フェロコークス」の試験生産を開始した。原料炭の使用量を3割削減でき、20年の実用化を目指している。

 新日本製鉄は神鋼と共同で鉄粉のリサイクルプラントを新日鉄広畑製鉄所(兵庫県姫路市)に設置、昨年10月から稼働を開始した。製鉄所内で発生した副産物の鉄粉を回転炉に投入し、年間約22万トンの鉄源を生産。この鉄源を転炉に再投入し、鋼材に仕上げる。住友金属工業和歌山製鉄所(和歌山市)や日新製鋼呉製鉄所(広島県呉市)からも鉄粉を受け入れる構え。

 鉄鋼各社が低品位原料の活用に力を入れる背景には、原料が高止まりしたままで値下がりの気配がみえないからだ。1〜3月期の鉄鋼原料価格は鉄鉱石が昨年10〜12月期より約1割安くなったが、09年度価格より2倍程度上昇しており、「アジア経済が拡大する限りは値下がりはない」(鉄鋼幹部)との見方が主流。原料争奪戦は年々激化、さらなる高値も予測されており、未利用原料を本格活用することで原料調達力の底上げを図る方針だ。


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