したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

鉄鋼・非鉄金属スレッド

881チバQ:2011/03/09(水) 22:59:32
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110304/biz11030421550044-n1.htm

【メガ再編時代】
(中)“国内予選”で消耗する日本勢
2011.3.4 21:47 (1/3ページ)
 新日本製鉄と住友金属工業の大型合併を複雑な胸中でとらえる経営者がいる。国内鉄鋼5位の日新製鋼、鈴木英男社長だ。

 「今のままでは日本の業界はだめになる。日本全体でまとまる必要がある」

 鈴木氏は先月24日の会見で語気を強めた。日新には新日鉄が約9%出資。これを20%に高めようとしたが公正取引委員会の事前審査が進まず、昨年末に断念に追い込まれた経緯がある。

 鈴木氏の頭にあるのは他社とのステンレス事業の統合だ。国内のステンレス鋼材メーカーは9社。新日鉄と住友金属の合弁会社「新日鉄住金ステンレス」が最大手で、2位が日新だ。ただでさえ内需が縮小する中、中国や韓国企業の輸出攻勢も激しく、限られたパイを奪い合う構図となっている。

 国際競争を勝ち抜くためには「オールジャパン」体制の構築が必要−。これまで日新は会長職を設けてこなかったが、4月には鈴木氏が会長に就く。再編機運の高まりを受け、鈴木氏は「いずれ(会長の)出番がある」とみている。





 日本の産業の構造的問題はプレーヤーが多すぎることだ。例えば、飲料大手ポッカコーポレーションは先月、ビール大手サッポロホールディングスとの経営統合を発表したが、全国の飲料メーカーは669社(帝国データバンク調べ)。

 競争相手が多ければ、価格競争も激化する。それが収益悪化を招き、設備投資が縮小。日本企業は悪循環に陥っている。

 政府主導で産業再編を進めた韓国と比べると、その差は歴然だ。韓国では、自動車は現代自動車、半導体はサムスン電子とハイニックス半導体の2社体制とするなど、主要企業が集約された。「国内予選」で消耗する日本企業と違い、韓国企業は予選免除でいきなり「世界大会」に出場するようなものだ。

 その危機感も日本企業の再編を促す。携帯電話ではNECとカシオ計算機、日立製作所が統合し、富士通と東芝も統合。パソコン事業を中国のレノボ・グループ(聯想集団)との合弁会社に移すNECのように国境をまたぐ例も多い。

 共通するのは「日本ブランドの輝きが失われる前に次の局面に進みたい」(電機大手首脳)との強い思いだ。しかし、すべてが期待通りになるわけではない。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板