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鉄鋼・非鉄金属スレッド

863チバQ:2011/02/08(火) 23:35:00
http://www.asahi.com/business/update/0208/OSK201102080124.html
岐路に立つ神戸製鋼 提携か独立か 幹部「合併ない」(1/2ページ)2011年2月8日22時25分
  新日本製鉄と住友金属工業の統合で、国内の製鉄業界は両社とJFEグループとの2大勢力が競う構図となった。かつての「鉄鋼大手5社」体制が崩れてから10年。単独のまま残った神戸製鋼所の動向が注目を集めている。独立路線を続けるのか、合流するのか。新日鉄、住金、神鋼の3社提携はどうなるのか。専門家は「大手の残り1社として難しい立場になる」との見方だ。

 神鋼幹部はここ数日間、業界関係者や報道陣への説明に追われている。「うちは合併しない。アルミや建設機械の割合が高く、鉄鋼だけに依存していない」と独自路線を強調。「世界に打って出るため大きくなる」とした新日鉄や住金との違いが際立った。

 神鋼の連結売上高(2010年3月期)のうち、鉄鋼部門は半分以下の44%。新日鉄の79%、JFEの78%に比べて低さが目立つ。一方、「アルミ・銅」と「建設機械・クレーン」がそれぞれ16%で、多角的で収益性も高い。このため、「当分は独立の道を捨てない」(大手行首脳)との見方も根強い。

 ただ、新日鉄、住金、神鋼の3社が02年11月から築いてきた提携関係の行方も焦点になっている。各社の幹部は「これまで通り」というが、2社が合併すれば、神鋼への距離感に変化が生じることは避けられそうにない。

 3社提携への発端となったのは「ゴーン・ショック」だ。日産自動車が1999年、それまで一定だった鉄鋼大手5社の購入シェアを抜本的に変更。新日鉄を増やしてNKK(日本鋼管)を減らし、住金をゼロにした。01年春にはNKKと川崎製鉄が統合を発表し、02年9月にJFEホールディングスが発足。再編の機運は高まっていた。

 提携で3社は互いの株式を0.8〜9.4%の割合で持ち合い、物流や原料調達での協力に合意した。海外の鉄鋼メーカーによる買収が相次いだ05年以降は2度にわたり、お互いの株式を追加取得して関係を強化してきた。

 また、資本以外の連携をみると、新日鉄と住金が02年から新会社を6社設立した半面、神鋼が関係する新会社の設立は新日鉄と組んだ2社だけで住金とは新会社の設立はない。神鋼は「結果として少なかっただけ。生産委託などの連携は拡大しており、3社提携のメリットは十分にある」としている。

 粗鋼生産量(10年)は新日鉄と住金の約4780万トン、JFEの3100万トンに対し、神鋼は750万トン。神鋼は、自動車用の高張力鋼板(ハイテン)や線材、原料コストが安く済む新型の製鉄炉など独自の技術力を持つ。業界では「高品質なニッチ(隙間)市場で生き残りを図ろうとする」との見方が色濃い。

 新日鉄の関係者は「メリットがあれば神鋼との将来的な統合も考えられる」。ただ、粗鋼生産量で新日鉄側に差をつけられたJFEが神鋼に秋波を送る可能性も捨てきれない。

 りそな総合研究所の荒木秀之主任研究員は「鉄鋼業界は規模が重要な要素だが、再編すれば神鋼はのみ込まれる側だ。だからこそ独自路線はある意味で自然な動きだ。今後は、新型炉を新興国など海外で展開できるかが鍵になる」と解説する。


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