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鉄鋼・非鉄金属スレッド

601とはずがたり:2009/06/12(金) 15:34:59
非鉄各社、相次いで希少金属抽出拠点新設 資源確保に先手
2009.6.11 21:05
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090611/biz0906112108020-n1.htm

 リサイクル事業を手がける非鉄大手各社は、廃家電やスクラップなどに含まれるインジウムなど希少金属(レアメタル)の確保に向け、国内外に拠点を相次ぎ設けている。景気回復の兆しが見え始め、これまで止まっていたレアメタルの争奪戦が再び勃発(ぼっぱつ)する可能性が高くなり、資源確保で先手を打つ必要があるからだ。

 新日鉱ホールディングス傘下の日鉱金属は11日、台湾に建設していた電子部品のくずなどを集めて、破砕などの前処理を行うリサイクル整備が完成し、試運転を始めたことを明らかにした。細かくした電子部品は日本に輸出して、自社のリサイクル工場でニッケルなどを取り出す。こうした前処理工場は国内と東南アジアにもあり、台湾が本格操業することでレアメタルの安定確保につながる。

 DOWAホールディングスは、2月に東南アジアの廃棄物処理会社を買収した。タイやインドネシア、シンガポールなどで廃家電などのリサイクル原料を集め、日本に持ち帰り、レアメタルなどを取り出す仕組みを整えた。「これまでは日本から資源が流出していただけ。(リサイクル)原料を海外で集めて、日本に持ち帰れば資源の循環になる」と意義を強調する。

 鉄鋼製品やデジタル家電の生産に欠かせないレアメタルは途上国に存在することが多く、埋蔵量は少ない。昨年、中国は自国で産出するレアメタルに高額の輸出関税をかけるなどして、流出防止に躍起だった。

 また、中国や東南アジアでは、中古家電を市販せずに、一部の金属のみを取り出して不法廃棄するなど、健康被害や公害問題に発展している例もある。DOWAはこれを商機ととらえ、廃棄物処理のみならず、海外で土壌浄化事業を展開することも検討している。

 一方、パソコンや携帯電話などの廃家電に含まれる資源を海外に流出させない取り組みも活発化している。

 三菱マテリアルは昨年夏、携帯電話の基板などの回収機能の強化を狙いに、東京都内に破砕拠点を新設。日鉱金属も、茨城県日立市に貴金属や銅を取り出せるリサイクル設備を今年4月に完成させた。

 民間企業のこうした動きを受け、政府もバックアップに乗り出した。経済産業省はレアメタル確保に向け、官民による携帯電話のリサイクルシステム構築に向け動き始めた。レアメタルを豊富に含有する廃家電製品の山は「都市鉱山」と呼ばれ各国で注目されている。


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