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鉄鋼・非鉄金属スレッド

571荷主研究者:2009/03/02(月) 01:30:53

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200901080005a.nwc
【2009年業界予測】電炉 「環境激変で覚悟」
2009/1/8 Fuji Sankei Business i.

 鉄鋼業界では、電炉メーカーに再編圧力が高まる年になりそうだ。鉄スクラップを主原料としたH型鋼などの建材を主力製品としているが、建築需要の低迷が続いているためだ。

 鉄スクラップ市況の反落を受け、電炉最大手で独立系の東京製鉄は、昨年11月契約分の鋼材価格を過去最大幅で値下げしたのに続き、12月契約では全品種で1トン当たりさらに5000円引き下げた。だが、それでも需要は回復せず、期初計画比で3割弱としていた2008年度下期の減産幅をさらに拡大することで市況悪化に対応するが、電炉業界の息切れが聞こえてくる。

 07年2月には三井物産系の東京鋼鉄と、新日本製鉄子会社の大阪製鉄の統合が実現寸前までいった。「業績が堅調なうちに経営基盤を強化する」(新日鉄幹部)との戦略だったが、株主総会で独立系投資顧問会社、いちごアセットマネジメントの反対により白紙撤回に追い込まれた。その後は新興国の鉄鋼需要増に伴う収益力の向上もあり、再編機運は遠のいたままだ。

 一方、新日鉄は07年に東京地区で王子製鉄、大阪地区で合同製鉄、さらに08年は中京地区でトピー工業などに出資して持ち分法適用会社化とするなど「グループとしての電炉再編を一応終えた」(新日鉄幹部)。JFEもグループにJFE条鋼(東京都港区)、ダイワスチール(大阪市北区)、東北スチール(仙台市宮城野区)などの電炉メーカーを持つが、出資比率は50〜100%と高い。ただ、03年のNKKと川崎製鉄の統合以降、高炉では合理化が進んだのに対して、「電炉は手つかずの状態」(幹部)にある。

 地域で発生する鉄スクラップを地元の建設用鋼材に加工する電炉メーカーの地域密着構造が業界再編を妨げる要因にもなっていたが、経営環境はこの数カ月で激変。UBS証券の山口敦シニアアナリストは、「09年前半も中国や中東などの需要減退による世界的な鋼材市況悪化が進行する」と予想。原料の値下がりで「鋼材価格の値下げ圧力は高まり、電炉メーカーは大幅な減産を迫られ、業績は悪化する」と分析する。

 しぶとく生き残ってきた電炉各社だが、「赤字などで金融機関が資金供給姿勢を変えれば、独立系や商社系のメーカーには統合を含めた合理化圧力が高まる」ことは間違いない。(吉村英輝)


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