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鉄鋼・非鉄金属スレッド

484荷主研究者:2008/06/06(金) 00:07:52

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080426301.htm
2008年4月26日03時12分 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎生き残りかけ「富山連合」 三協・立山HD、日軽金と業務提携

 三協・立山ホールディングス(HD、高岡市)と日本軽金属(東京)、両社の子会社の計四社は二十五日、アルミ建材事業などでの全面的な業務提携で合意した。富山に生産拠点が集中する両社は、経営統合がご破算になった過去を持つが、アルミ高と住宅着工減の苦境を乗り切ろうと再び手を組んだ。今回の提携が、建材メーカー再編の引き金となる可能性もある。

 二十五日、都内で開かれた会見で三協・立山HDの川村人志会長は「両方とも住宅(建材事業)がひどい。まずコスト削減の実績を積まないといけない」と述べた。さらに、提携分野を住宅建材以外にも拡大するとした。

 試算では、住宅建材のOEM(相手先ブランド生産)供給で年間五十億円、資材共同購入で四十五億円、物流共同化で五億円の計百億円のコスト削減効果があるという。

 コスト増の背景の一つとして、国内のアルミ取引価格の高止まりがある。二年前から上昇を続け、現在は二年前の約二倍近い一トン四十万円前後。昨年七月には、世界最大手のアルミ生産企業が、英国・オーストラリアの資源大手に買収されるなど、資源の寡占化が進んでおり、「価格の競争原理が働きにくくなっている」とされる。

 提携した両社は、今回が初顔合わせではない。二〇〇一年、旧三協アルミニウム工業と旧立山アルミニウム工業が進めていた経営統合協議に、日本軽金属子会社の新日軽(東京)が加わったものの、不調に終わった経緯がある。

 その後、三社は製品規格の統一や樹脂サッシ企業の共同設立などを行ったが、三協と立山によるHD設立で、提携は宙に浮いた格好となった。二〇〇一年には、アルミ建材首位のトステム(東京)がINAX(同)との経営統合を果たし、二位のYKK AP(東京)も海外進出などで業績を伸ばして、三位以下に水をあけた。

 しかし、三位のHD、四位の新日軽を合わせた国内住宅建材市場シェアは約30%となり、「YKK APにほぼ並ぶ」(日本軽金属)という。当面、業績の好転が期待できない建材業界で競争が激化すれば、建材メーカーや住宅設備業界での再編が進むとの見方が、業界では強い。

 三協立山アルミの川村人志社長と日本軽金属の石山喬社長は二十五日、都内で会見し、「工場が同じ高岡周辺にあり、物流などは(提携で)非常に効率が良くなる」と、提携の利点をアピールした。

 将来の経営統合について川村社長は「統合ありきではないが、まず提携でコスト競争に勝つ形を作る。その中で統合が必要という時期が来れば考える」と述べ、否定はしなかった。

 四社は大型連休明けにも、具体的な提携施策を決める「業務提携推進員会」を設置し、共同購買の方法などを検討し、可能な方策から実施する。


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