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鉄鋼・非鉄金属スレッド
437
:
とはずがたり
:2007/12/06(木) 14:49:04
ニュース解説
時事通信社シドニー支局:犬飼優
豪資源会社同士の大型合併実現か
BHP、リオに提案−時価総額39兆円に
日本と中国の鉄鋼業界は猛反対
http://www.nichigo.com.au/column/news/0712/
オーストラリアの資源最大手BHPビリトンがライバルのリオ・ティントに合併の提案を持ち掛けた。現時点(11月26日)でリオ・ティントは交渉のテーブルに付くこと自体を拒んでいるが、BHPは条件を引き上げてでも、合併を成功させたい意向とみられる。もし合併が実現すれば、時価総額で約3,600億米ドル(約39兆円)となり、豪企業として唯一、世界のトップ10入りを果たす。しかし一方で、世界でも有数の資源企業同士の合併で、鉄鉱石や石炭など鉱物資源のマーケットは寡占化が進む。両社に資源供給の多くを依存する日本や中国の鉄鋼会社は、競争がなくなり、販売価格が自由に引き上げられるのを警戒し、この合併に強く反対している。
▼大きい相乗効果▼
11月1日。リオ・ティントのポール・スキナー会長は、1通の書簡を受け取った。書簡はBHPビリトンのドン・アーガス会長からで、リオ・ティントを買収する提案が示されていた。買収条件はリオ・ティント1株に対し、BHP株3株。金額にして約1,500億米ドル。
これに対し、スキナー会長はすぐに役員会を招集。「提案の金額が安すぎる」として、全会一致でBHPの提案を拒否。BHPにその旨が書簡で伝えられた。
その1週間後、BHPによるリオ・ティント買収の噂が市場で広がった。両社とも書簡のやりとりをオープンにせざるを得なくなり、8日、ロンドンで「BHPがリオ・ティントに統合の可能性を提案し、拒否された」ことを公表した。
BHPによるリオ・ティント買収の噂は今年5月にもあった。リオ・ティントの株価が急騰。豪証券取引所(ASX)は真偽をはっきりさせるため、リオ・ティントに問い質す。この時、リオ・ティントは「BHPからの買収提案の打診は承知していない」との声明を出し、明確に否定している。
BHPとリオ・ティントの合併話は、実は10年前から出たり消えたりしている。同じ豪州の資源企業で、豪国内を中心に重複する事業が多い。株主の約6割は重なっている。BHPにとって「リオ買収」は長年、内部で検討されていた大テーマで、それがはっきりと「提案」という形で出てきたのは、「ようやくそのタイミングが来た」ということなのだろう。
BHPは、リオに合併提案を拒否された後、11月12日に再び声明を発表。「引き続きリオ経営陣から同意が得られるように働き掛ける」と表明。同時に、合併した場合のメリットとして、効率化と規模拡大で相乗効果は年間37億米ドルに上る試算を公表した。
効率化の代表例となるのが、西オーストラリア州にある鉄鉱石の一大産地ピルバラで行っている鉄鉱石プロジェクトだ。ここでは両社が隣り合わせで事業を行っており、それぞれが鉄道や港を保有している。いずれも生産の大幅増強を予定しているため、数十億米ドルという莫大なインフラを追加整備しなければならない。しかし、合併すれば、コストは大きく抑えられる。
さらに、チリのエスコンディーダ銅山。銅価格の高騰で大幅増益となったこの銅山の権益はBHPが57.5%を持ち、リオ・ティントが30%を保有している。同様な共同事業はほかにもあり、両社が合併すれば、一挙に統合・整理することが可能だ。
▼進む寡占状態▼
しかし、BHPとリオ・ティントが合併することによって、世界の鉱物資源市場での寡占は強まる。豪経済紙オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー紙によると、「BHP・リオ」は銅や一般炭などでトップ・シェアになるという。
まずは銅。現在はチリの国営銅公社コデルコが12%でトップ。しかし、BHPの8%とリオ・ティントの5%を合わせると13%となり、コデルコを抜いてしまう。
電力用の石炭である一般炭はBHPとリオが各7%で、インドネシアのBUMI(11%)、スイスのエクスラータ(11%)に後塵を拝しているが、「BHP・リオ」になれば14%と首位に立てる。
一方、製鉄用の原料炭はBHPがもともと19%でトップ。リオ・ティントの3%を加えると、22%となり、第2位の三菱商事(14%)との差が広がる。アルミニウムは、リオ・ティントがカナダのアルキャンを買収し、世界最大手となったが、BHPの4%を加えると、17%になる。
そして、最も問題となっている鉄鉱石。現在、ブラジルのCVRDが36%でトップ。リオ・ティントの22%とBHPの14%を加えると36%となり、CVRDと並ぶ。なんと「BHP・リオ」とCVRDで世界の7割強を占めることになる。
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