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鉄鋼・非鉄金属スレッド

2287とはずがたり:2022/03/07(月) 14:09:10
>>2285
 「現時点であらゆる企業が(供給元を)模索している。そうせざるを得ない」と同氏は述べた。

 世界有数のステンレス鋼メーカー、オウトクンプ(フィンランド)も、ニッケルの代替供給元を探している企業の一つだ。同社は現在、原料のニッケルの約6〜7%をノルニッケルから調達し、残りはリサイクル鋼材を利用しているという。

 一方、ドイツの総合化学メーカー、BASFはノルニッケルとの既存契約は履行するものの、同社との新規取引は行わない考えだとした。BASFは、電池正極材の製造に用いるニッケルとコバルトの供給でノルニッケルは重要であり、パラジウムとプラチナも同社から調達していると説明した。

 こうした波紋はロシア産商品に頼ってきたさまざまな業界に広がっている。

 トレーダーや石油企業幹部によると、精製業者はロシア産原油の購入を控えている。例えば、スウェーデンの石油精製企業プリームやフィンランドの同業ネステは、ロシア産原油の購入をすでに停止し、北欧産原油に切り替える予定だという。

 ロシア鉄鋼大手セベルスタルは、ロシア軍がウクライナ国境を越えた途端に、鉄鋼が売れなくなったと、事情に詳しい関係者は明かした。買い手が制裁の可能性を懸念したためだという。セベルスタルの場合、それは現実になった。欧州連合(EU)が先月28日、同社の過半数株を所有する大富豪アレクセイ・モルダショフ氏を制裁対象としたためだ。

 ノルニッケルが生産するさまざまな金属の市場価格は、同様の懸念を反映しているとアナリストは言う。

 「市場を神経質にさせている。誰もがこれを注視し、もし(ノルニッケルの)ニッケルを市場から排除すれば大変だと言っている」。エネルギーコンサルティング会社ウッド・マッケンジーのニッケル調査責任者アンドリュー・ミッチェル氏はこう話す。

 EV人気の高まりでニッケルの需要は大きく伸びる見通しのため、ノルニッケルの生産は重要だとアナリストは指摘する。またニッケルは昨年、市場規模に対する供給不足の割合が約6%と非鉄金属の中で最大だったとBMOのアナリストは言う。

 ポタニン氏は、ボリス・エリツィン政権下でロシア副首相を務め、旧ソ連崩壊後の民営化を推進し、同国のばく大な商品資産の多くを、現在オリガルヒと呼ばれる実業家グループの支配下に置いた。2014年の冬季五輪をロシアに誘致するのにも重要な役割を果たしたとウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が過去に報じている。

 ノルニッケルには、他にも2人の著名なオリガルヒが投資家として名を連ねる。同社によると、ロマン・アブラモビッチ氏は同社株の約2%を保有。ロシアのアルミニウム大手UCルサール(オレグ・デリパスカ氏が一部を所有)が26.25%の株式を保有している。


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