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鉄鋼・非鉄金属スレッド

1916とはずがたり:2018/07/25(水) 01:07:24
>>1915
 自動車向けの高張力鋼板(ハイテン)などを供給しているのが原動力だ。電気自動車やハイブリッド自動車では軽量化が必要ながら強度も求められる。さらに17年度は値上げ効果も大きい。JFEは鋼材の平均価格を20%引き上げ鉄鋼事業の経常利益が前の期の約5倍に改善した。新日鉄住金も17%値上げした。

世界大手の粗鋼生産量(万トン)
http://tohazugatali.web.fc2.com/metal/3332338024072018000000-PB1-1.jpg

 一方で国内大手がさらに上位を目指すには課題もある。操業トラブルが頻発して生産量が安定せず、改修費も膨らんでいる。自動車への供給を優先して、直近では「利益率の高い建設鋼材の出荷を抑えざるを得ない」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の黒坂慶樹氏)との指摘もある。

 2位に入ったタタ製鉄はインド市場の成長を支えに設備の稼働率が上がっているようだ。

 一方で生産量首位のミタルは1トン当たりEBITDAは6位にとどまる。世界でM&A(合併・買収)を進めてきたため製鉄所が19カ国にまたがる。資産効率が悪いのが弱点とみられる。

 中国勢も生産量では上位に並ぶが1トンあたりEBITDAでは見劣りする。国内の過剰生産が要因だ。5位の宝武鋼鉄集団は16年10月に国有大手2社が統合して発足した。中国は市況を悪化させていた中小メーカーの粗悪な鋼材の生産を16年に停止させた。その結果、17年度は利益率が上向いたものの製品力や生産性に課題が残る。

 米国の輸入制限には除外品目があり、鉄鋼貿易への影響はまだら模様。だが市場混乱のリスクもはらむ。一定量の鋼材からどれだけ利益を上げられるか。製品力や生産効率など鉄鋼メーカーは総合力が問われる局面となっている。

算出の方法 鉄鋼は巨大な高炉や数十年以上動き続ける大型設備を抱えた装置産業。施設の減価償却費で利益水準が大きく変わるため、2017年度のEBITDA(利払い前・税引き前・償却前利益)を粗鋼生産量で割って比較した。データはQUICK・ファクトセットや業界団体などの資料を基にした。


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