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鉄鋼・非鉄金属スレッド

1904荷主研究者:2018/06/21(木) 23:30:19

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/197387?rct=n_hokkaido
2018年06/08 05:00 北海道新聞
特殊鋼の重要拠点、グループ内連携探る フル生産続く室蘭製鉄所 新日鉄住金・進藤社長に聞く

 しんどう・こうせい 一橋大経済学部卒。1973年に旧新日本製鉄に入社し、初任地の室蘭製鉄所に約4年間勤務。旧新日鉄と、住友金属工業と合併後の新日鉄住金でそれぞれ副社長を務めた。2014年から現職。秋田市出身。

 世界の自動車生産台数が増える中、自動車部品向け鋼材を中心にフル生産が続く新日鉄住金室蘭製鉄所。新日鉄住金は同業他社との連携や海外事業を加速させ、来年4月には社名を「日本(にっぽん)製鉄」に変更する。室蘭製鉄所の役割や今後の展望について、進藤孝生社長に聞いた。(聞き手・権藤泉、横山清貴)

 ――室蘭製鉄所の位置付けは。
 「特殊鋼棒線(棒鋼・線材)の重要な生産拠点で、高炉で鉄鉱石から鉄を取り出し製品化まで行えることが強みです。顧客のニーズに合わせて製法や成分を変えて造り込む特殊鋼は、室蘭と八幡製鉄所小倉地区のほか、今月買収したオバコ社(スウェーデン)、子会社化を検討中の山陽特殊製鋼でも生産しており、今後どのように連携していくかが課題です」

 ――室蘭での高炉などの改修予定は。
 「稼働から17年。高炉の改修が必要な時期を迎えることは承知していますが、現時点では決まっていません。ただ、2020年度末で高炉を止める小倉に、室蘭の高炉で造った鋼を供給することにしており、その方針は変わりません。現在はコークス炉を改修中で、来年には室蘭の全てのコークス炉の更新が完了します」

 ――生産現場でITの活用を進めていますね。
 「例えば設備点検の作業員が、データを事務所に戻ってからシステムに打ち込んでいるのを、スマートフォンで現場から直接入力できるようにします。こうすれば、作業時間が短縮できますし、管理者は事務所にいながら現場の様子がわかります。スマホの位置情報を活用し作業員の安全確保にも役立てたい。設備の不具合の把握や生産計画の策定に人工知能(AI)を使うことも想定しています。製鉄所間の輸送や製造工程を一元管理できるシステムも整備するつもりです」

 ――自動車の電動化は鉄鋼業界にも影響しますか。
 「トランスミッション(変速機)が使われなくなることで棒線の需要がなくなるのではとの声も聞きますが、世界中の自動車が一気に電気自動車(EV)になるわけでありません。EVの走行可能距離を考えると、輸送や長距離走行にはまだ課題が多いからです。電池ケースやモーターの軸受けに高張力鋼板(ハイテン)を使い、強度を保ちつつ軽量化するなど、EVならではの鉄のニーズもあります。時代の変化に対応することが必要だと思います」


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