したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

鉄鋼・非鉄金属スレッド

1719とはずがたり:2017/08/31(木) 23:38:31
利水か自動車スレっぽいけどここだな

2017年 08月 30日 11:55 JST
コラム:コンゴ水不足、電気自動車の命取りか
http://jp.reuters.com/article/congo-ev-idJPKCN1B90FN?sp=true
Antony Currie

[ニューヨーク 28日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 電気自動車業界は、コンゴ民主共和国(旧ザイール)の水不足問題が命取りになりかねない。コンゴは電気自動車用バッテリーに欠かせない金属素材コバルトの主要産地だが、水不足のせいでコバルト生産に支障が生じる恐れがあるためだ。

コンゴでの事業展開は、はなから困難を伴う。昨年は一部地域で暴力を伴う混乱が再発して100万人近い国民が転居を余儀なくされ、内戦再発の懸念が高まっている。水不足問題はコンゴのこうした苦境に拍車を掛けている。

BHPビリトン(BHP.AX)のような資源大手は、コバルト採掘のために水の供給確保が欠かせない。また資源大手は水力発電によって得られる電力の大口の消費者でもある。しかしコンゴは2年続きの干ばつに見舞われてコンゴ川も水量が約100年ぶりの水準に落ち込み、停電が大きなリスクになっている。

27日に開幕した「世界水週間」でも主要テーマとなっている廃水も問題だ。未処理の工業廃水のコンゴ川への流入は状況を一段と悪化させるだろう。コンゴではほとんどの国民が安全な飲料水を手に入れることができない。

水問題を見誤るとしっぺ返しを食らう。カナダ産金大手バリック・ゴールド(ABX.TO)は水質汚濁を引き起こしたとしてチリの裁判所から鉱山の閉鎖を命じられ、50億ドルを支払ったが、その後4年が経過したというのにこの鉱山は閉鎖されたままだ。

政府や企業が温暖化対策の枠組みであるパリ協定を実行する上で電気自動車が大きな役割を果たすのは間違いない。国際エネルギー機関(IEA)は、2060年の世界の電気自動車の台数は12億台と、16年末の200万台から大幅に増えると見込んでいる。

世界銀行の試算によると、電気自動車用バッテリー向けの需要を満たすには、昨年1億2100万トンだったコバルトの生産量を2050年までに約12倍に引き上げる必要がある。世銀によると、コンゴは世界のコバルト供給の半分強を担い、全世界の埋蔵量のおよそ半分が同国に集中している。

コバルトの生産量が増えれば、貧しいコンゴに多額の追加収入をもたらし、地球温暖化防止にも役立つ。しかし十分な水が得られなければ、こうした期待もしぼんでしまうだろう。

●背景となるニュース

・ストックホルム国際水協会が主催する「世界水週間」が27日、ストックホルムで開幕した。企業や政府、非政府機関などから3200人以上が参加する。

・米フォード・モーター(F.N)は22日、中国の電気自動車大手、安徽衆泰汽車(000980.SZ)と合弁設立に関する了解覚書に調印したと発表した。中国での電気自動車生産を目指す。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板