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鉄鋼・非鉄金属スレッド
1660
:
荷主研究者
:2017/03/12(日) 19:09:14
>>1659-1660
続き
■愛知製鋼の藤岡高広社長に聞く。「ハガネづくりは車づくり」
愛知製鋼の藤岡高広社長
――愛知製鋼は豊田自動織機製作所の製鋼部が母体となっています。
「トヨタ自動車創業者の豊田喜一郎氏が国産自動車の大量生産には質の良い鋼材が必要であると考え、製鋼部を立ち上げた。喜一郎氏はきちんとした材料なくして車を造るのは、土台のないところに家を建てるようなものと考えていた。それほど当時は質の良い鋼材が必要とされていた」
「喜一郎氏は、走る、曲がる、止まるという車の基本性能にかかわる部分の鋼材は耐久性が重要と考えていた。それに加えて彼がこだわっていたのは、切削性だ。喜一郎氏が目指していたのはあくまでも車の大量生産だ。切削性に欠けた鋼材だと、車の生産性は大きく落ちてしまう。耐久性と切削性の両立を彼は追求した」
――それがうまくいきました。
「並大抵のことではなかったと思う。喜一郎氏の著書によると、当時米国ではデトロイトで車に使う鉄に適した鉄鉱石が採取できていたという。日本にはそれがなかったが、喜一郎氏はあきらめなかった。鉄の権威だった東北帝国大学の本多光太郎博士の下に何度も通い、日本でも電炉を使って同等の鋼材をつくることが可能と確認し、実際に設備を導入し、それを造ることに成功した」
――愛知製鋼は今でも自動車向けの特殊鋼が主力です。
「喜一郎氏は『良きクルマは良きハガネから』と言った。この精神が脈々と受け継がれており、私はハガネづくりはクルマづくりそのものだと思っている。当社はトヨタと共に製品を開発している。そこで求められるのはやはり耐久性と切削性だ。当時から本質は何も変わっていない。質の高いものをつくっても、生産性が低ければ意味がない。トヨタなど自動車メーカーが加工しやすい鋼材をともに開発するのが、愛知製鋼の最大の強みになっている。これは普通の鉄鋼メーカーにはまずまねできないと思う」
――トヨタは電気自動車(EV)の量産に乗り出します。EV時代が本格到来すると、特殊鋼の需要が減りませんか。
「ガソリンエンジンがなくなるとその分の特殊鋼は減るが、ギアシャフトなどは残るので、それに対応した供給体制を維持するのが重要だ。さらにトヨタは燃料電池車の普及に力を入れる方針だ。当社は『ミライ』向けにステンレス鋼の部品を納めており、次世代のミライに対応した商品も開発中だ」
「自動車では今後、電動化などに伴いモーターの積載量が間違いなく増える。当社は『マグファイン』という磁石を造っており、自動車用モーターへの採用を目指す。センサー事業なども強化している。足元では自動車関連の売上高が全体の7割を占める。商品など中身の入れ替えはあると思うが、この比率は維持していきたい」
(聞き手は名古屋支社 佐藤俊簡)
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