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鉄鋼・非鉄金属スレッド

1580とはずがたり:2016/10/13(木) 19:48:14
>負極に使われるグラファイト部門を支配しているのは中国である。…(イーグル・グラファイト社の)ジェイミー・ディートCEOは語る。「十分な量のグラファイトが生産されるかという疑問だけでなく、天然グラファイトの負極については、中国が現在その100%を握っているという事実も新たな懸念を生んでいる」

2016年 10月 12日 10:55 JST
特別リポート:電気自動車「革命」で脚光浴びる金属素材
http://jp.reuters.com/article/electric-car-commodities-idJPKCN12910L?rpc=122&sp=true
Jan Harvey

[ロンドン 5日 ロイター] - 日産自動車(7201.T)の「リーフ」など、電気自動車(EV)の見た目は普通乗用車と変わらないかもしれない。だが、その内部に採用されている新素材は、自動車産業で使われる金属材料の市場を一変させ、コモディティ投資家にとって新たな戦場を生み出す可能性がある。

「需要の転換点を迎えている分野として電気自動車を捉えている」と語るのは、ベアリング・グローバル・リソーシズ・ファンドでポートフォリオマネジャーを務めるダンカン・グッドウィン氏。

同ファンドの運用資産3億7820万ドル(約390億円)のうち、約12%がEVで使われている素材に投資されている。同ファンドは、EV用バッテリーの主要素材であるリチウムを製造しているニューヨーク上場のアルベマール(ALB.N)とオーストラリアのオロコブル(ORE.AX)に投資。両社の株価は今年に入り急騰している。

二酸化炭素排出量の削減目標を達成するためにEVの成長を熱心に推進している各国政府は、補助金や無料駐車場、減税などの優遇措置で普及を図ろうとしている。EV市場の成長は、現在2350億ドル規模と推定されるコモディティ投資のチャンスを生み出す。

だが、それは単に一方的な賭けとはならない。

長期的なEV需要に対応するために、どの金属素材がどの程度必要になるかを予測することは難しく、バッテリー技術の進歩によって素材の構成が変わってしまう可能性もある。

ドライバーにEVを選択させることも、依然容易ではない。充電にかかる時間とその頻度のせいで、購入を考える人も躊躇(ちゅうちょ)してしまうのだ。

それでも、ディーゼル車が生み出す汚染に対する懸念から、先週パリで開催されたモーターショーを席巻したのはEVの試作モデルだった。

国際エネルギー機関によれば、世界で実際に走っているEVとハイブリッド車の台数は昨年100万台を超えた。

さまざまな予測があるが、2010年にわずか1万4000台強だったEVは、2020年までに390万台に達し、世界の小型自動車の4%近くを占めるとIHSオートモーティブは予想する。

ではEVのボンネットの下には、何が使われているのだろうか。

大半のEV用バッテリーは、リチウム・ニッケルマンガンコバルト酸化物(NMC)を正極に、グラファイト(黒鉛)を負極に使っている。主として中国で採掘されるジスプロシウム、ネオジム、テルビウムといった「レアメタル」が使われているのは、モーターの一部の電子部品である。

ドイツの自動車コンセプト研究所のホルスト・フリードリッヒ所長は、「現在の観点からは、EVでリチウムイオン電池が使われることは明らかだ」と語る。「リチウム、そしてコバルト、リン酸鉄、レアアースの金属などだ」

<リチウム・トライアングル>

世界のリチウムの大半は、南米のチリ、アルゼンチン、ボリビアにある「リチウム・トライアングル(三角地帯)」と呼ばれる地域で産出される。リチウム採掘はますます収益性の高いビジネスとなっている。

世界最大のリチウムイオンバッテリー生産国である中国では、バッテリー向けリチウム価格が今夏、需要の伸びに伴い、1年前に比べ3倍近く上昇し1トンあたり2万ドル以上となった。

「リチウム産業は、炭酸リチウム換算で現在の16万トンから、2020年には少なくとも26万トンまで拡大するだろう」とベンチマーク・ミネラル・インテリジェンスでマネージングディレクターを務めるサイモン・ムーアズ氏は語る。


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