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鉄鋼・非鉄金属スレッド

1575荷主研究者:2016/10/08(土) 23:45:29

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201609/0009529451.shtml
2016/9/27 15:00神戸新聞NEXT
製鉄副産物で魚の楽園づくり 神戸・須磨海岸

須磨海岸で砂の流出を防ぐ堤防の一部に採用された鉄鋼スラグ。海藻の生育を促す効果が期待される(神戸製鋼所提供)

神戸新聞NEXT

 砂浜を拡張している須磨海岸(神戸市須磨区)で、神戸市は神戸製鋼所加古川製鉄所(加古川市)の製鉄工程で出た副産物「鉄鋼スラグ」約千トンを海底に沈めた。鉄分が多く含まれるスラグは天然石よりも海藻が生えやすいといい、将来、関西屈指の海水浴場で知られる須磨の海に魚の楽園が生まれるかもしれない。(高見雄樹)

 鉄鋼スラグは鉄鉱石を高炉で溶かし、鉄を分離するときなどに出る副産物。国内では年間約4千万トン、うち神鋼からは加古川と神戸の両製鉄所で同370万トン程度が発生する。道路の路盤材やコンクリートに混ぜられることが多いが、海水浴場の環境改善に使われるのは珍しい。神鋼によると、兵庫県内で出たスラグが製品として地元の海岸工事に納入されるのは初めて。

 全国の海岸では海藻が減る「磯焼け」が発生しており、瀬戸内海でも漁獲量の減少が報告されている。政府は改正瀬戸内法などで海の環境改善や水産資源の保護に力を入れる方針で、神鋼は今後、自治体などにスラグの採用を働きかける。

 神戸市は2015年度から、須磨海岸に砂を投入して遠浅にする工事を実施。波打ち際から120メートル沖合の海底に、高さ1・8メートルの堤防(潜堤)を築いて海底の砂が沖に流れ出さないようにした。ここに、こぶし大の石形のスラグ4トンを網状の袋に入れ、270袋を堤防の一部として今春に敷き詰めた。

 神鋼は09年から、姫路市の家島沖や淡路島東岸でスラグを使った試験を繰り返した。天然石に比べて3倍の海藻が生えた年もあり、「平均しても優位性は認められる」(秘書広報部)とする。

 神戸市海岸防災課は「神鋼の試験では徐々に藻場が広がり、魚の群れが見られるようになった。地元の工業副産物を利用することで須磨海岸全体に良い影響が広がれば」と期待を寄せている。


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