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鉄鋼・非鉄金属スレッド

1560とはずがたり:2016/08/28(日) 19:30:16
数ヶ月前の記事

2016.5.30 05:00
世界中が大迷惑!中国“鋼材たたき売り”…伊勢志摩サミットで問題視も聞く耳持たず!? 「ゾンビ会社」放置したあげくOECDで逆ギレ
http://www.sankei.com/west/news/160527/wst1605270004-n1.html

 中国の構造改革の遅れに世界が苛立ちを募らせている。中国・鉄鋼業界のリストラが進まず、鋼材のたたき売り状態が続いているためだ。4月の経済協力開発機構(OECD)の会合でも中国の過剰生産が批判の的になったが、中国側は「きちんと削減している」と反省しないばかりか、逆ギレする始末。破綻を逃れて生き延びている「ゾンビ会社」が整理されず、世界的な「鉄冷え」を長期化させている。背景には、中国政府の思惑通りに動かない地方政府の存在がある。26日から2日間の日程で開催された主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)でも、不当廉売が問題視されたが、中国が素直に耳をかすとは思えない。

中小企業にも影響?

 中国経済の不振のとばっちりは、大阪の中小企業にも及んでいる。

 大阪信用金庫の1〜3月期の取引先中小企業(大阪府と兵庫県尼崎市)の景気動向調査によると、売上高に関する業況判断指数(DI)は、製造業で大幅に悪化し、マイナス16・6となった。

 中国経済の減速で、家電大手からの受注が減少。とりわけ、鉄鋼はマイナス30・8%、非鉄金属33・3%と悪化が目立った。

調査では、経営上の問題点(複数回答)について、「売り上げや受注の停滞・減少」が52・6%と最多で、「価格競争の進展」が45・2%と続き、下請けへの値引き圧力の厳しさが浮かぶ。

「鉄冷え」長期化、日本勢の業績不振

 日本の鉄鋼大手3社の平成28年3月期連結決算は惨憺たる状況だ。神戸製鋼所の最終損益が3年ぶりの赤字に転落し、期末配当も見送った。新日鉄住金、JFEホールディングスは大幅減益だった。

 海外経済の減速で需要そのものが落ち込んでいるにもかかわらず、中国メーカーの過剰生産が止まらず、安値攻勢で打撃を受けたためだ。

 最終損益は神鋼が215億円の赤字。新日鉄住金は32・1%減の1454億円、JFEが75・8%減の336億円だった。

 日本の鉄鋼業界の低迷は統計にあらわれている。

 平成27年度の日本の粗鋼生産量は、2年連続の減少。前年度比5・2%減の1億417万6千トンで、リーマン・ショックの影響を受けた21年度(9644万8千トン)以来の低水準だ。

 日本鉄鋼連盟が発表した3月の粗鋼生産は前年同月比6・8%減の864万8千トンで、19カ月連続の減少。アジア通貨危機の影響で過去2番目の長さとなる19カ月連続の減少を記録した平成9年12月〜11年6月に並んでいた。4月の粗鋼生産量は前年同月比1.2%増1年8カ月ぶりにプラスに転じたが、国内需要は弱く、増加基調にのったわけではない。

市場競争ゆがめる「ゾンビ」

 鋼材の安売りが企業努力の結果であれば市場競争上、やむを得ないことだが、実態は構造改革の遅れが生んだ異常現象だ。

 中国の粗鋼生産量は2015年は約8億トン。2000年初めから8倍に膨らみ、世界粗鋼生産量の半分を中国が占めるほど。経済成長の鈍化で、中国で鋼材が余ってきたため、「爆安価格」で「爆売り」を始めたわけだ。

 中国メーカーの経営はかなり悪化しているはずだが、政府が手厚い補助金を出しており、破綻を逃れてきた「ゾンビ」のような企業の存在が公正な市場競争をゆがめている。


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