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鉄鋼・非鉄金属スレッド

1460荷主研究者:2015/10/28(水) 22:43:17

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520151012cbam.html
2015年10月12日 日刊工業新聞
野生のシカは鉄分摂取で線路侵入-日鉄住金建材、列車衝突防ぐ防護柵と固形塩を商品化

防護柵の「ユカエル」

 日鉄住金建材(東京都江東区、小塚修一郎社長、03・3630・3200)が野生のシカの生態研究から、列車との衝突を防ぐユニークな商品「ユクリッド」を開発し、発売した。あえてシカが飛び越えられるよう低くした防護柵「ユカエル=写真右」と、鉄分でシカをおびき寄せる固形塩「ユクル=同左」を組み合わせたもの。年間約5000件発生するという衝突事故を大幅に削減できると自信をみせている。

 「シカが鉄分を摂取するため、線路に侵入しているという研究報告は世界中どこにもなかった」。広岡成則常務はこう言って商品化までの苦労を振り返る。シカはほかの野生生物に比べて鉄分が多い。レールと車輪の摩擦で発生する鉄粉を目当てに、防護柵に開いた穴を抜けたり、柵のない場所から回り込んだりして線路内に侵入していた。

 シカの生態を研究した商品開発センターの梶村典彦開発企画グループ長も「餌もないのに、なぜ線路に入ってくるのか不思議だった」と語る。大学や研究所に足を運び、専門家の意見を聞いて回ったが、「それぞれの専門の知見は分かっても、核心の理由は究明できなかった」という。鉄分を摂取しに来る生態が「他の動物にはなく、シカだけ」(同)だったことも解決を難しくした。

鉄分入り固形塩「ユクル」

 そうした中、シカがレールに沿って同じ場所を行ったり来たりしていることに着目。実際に鉄粉をまいて確認するなどして、開発着手から約1年後、ついに世界で初めてその生態を突き止めた。これを基に、塩に鉄分とシカが好むミネラル分を多めに混ぜたユクルを開発。

 一方、防護柵の開発では「シカは下を向いて歩き、むやみやたらに飛び跳ねない。柵は低くても中に入ってこない」(同)という発見が生きた。危険を感じれば、柵も跳び越えて逃げるため、柵を既存品の約半分の約1メートルまで低くした。


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