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鉄鋼・非鉄金属スレッド

1236荷主研究者:2014/02/09(日) 10:29:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140123t72015.htm
2014年01月23日木曜日 河北新報
低コスト発電合金開発 東北特殊鋼と弘前大、東北大

板状や棒状、ワイヤなどに加工された鉄・コバルト合金の磁歪材

磁歪材に衝撃を与えて発電し、小型ランプを点灯させる実験

 東北特殊鋼(宮城県村田町)は、振動や外圧で発電する金属素材「磁歪(じわい)材」として、低コストの合金開発に成功した。弘前大、東北大との共同研究により、レアメタルを使用せずに実用レベルの性能を引き出した。量産が容易になり、インフラの異常探知システムなどへの応用が期待される。

 工業向けに普及している磁歪材は現在、米国製の2種類にとどまる。いずれもレアメタルを主原料とするため価格が高く、大量生産に向かない難点があった。

 東北特殊鋼などの開発グループは、鉄2〜3の割合に対し、コバルト8〜7の合金を生成。独自の熱処理や圧延技術で、米国製並みの磁性能力を実現。実用化をにらみ、板や棒、巻き線状に加工した試作品を製造した。

 具体的な利用法として、道路や橋などの劣化、異常を知らせる電源不要の検知システムを検討している。自動車の操縦機器や心臓のペースメーカーに使われる可能性もある。東北特殊鋼の江幡貴司経営企画部長は「メーカーと連携し、製品開発にも力を入れていきたい」と意気込む。

 開発を主導した弘前大の古屋泰文教授(機械材料機能学)は「低コストで一定程度の大きさに生成できる磁歪材は他にない。さまざまな製品への普及が期待できる」と話した。

 磁歪材の開発は、科学技術振興機構の復興促進プログラムの一つとして進められた。

[磁歪材]磁場を加えるとわずかに伸縮する金属材料。圧力や振動を加えると、逆に磁場を発生する性質(逆磁歪)があり、コイルを通じて磁場の変化を電気に変換できる。


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