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鉄鋼・非鉄金属スレッド

1232とはずがたり:2014/01/27(月) 21:55:45

未加工鉱石の輸出禁止開始 インドネシア、銅と砂鉄は認可
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/fbi20140126008.html
フジサンケイビジネスアイ2014年1月27日(月)08:21

 インドネシアは12日から未加工鉱石の輸出禁止に踏み切った。加工を義務付けることで、国内の鉱物資源に付加価値をつけて輸出するのが目的。鉱業界からは反対の声が上がっていたが、政府は一部の鉱石の輸出を認める条件緩和策を決定し、予定通りの禁輸開始にこぎつけた。現地紙ジャカルタ・ポストなどが報じた。

 輸出がほぼ従来通りに認められるのは銅と砂鉄で、銅については輸出条件となる精製後の純度を当初案の99%以上から15%以上へと大幅に引き下げた。同国の銅輸出の9割以上を占める米フリーポート・マクモランと米ニューモント・マイニングの各現地法人は、すでにこの条件を満たした銅を輸出しているため、禁輸開始の影響はないとみられている。砂鉄についても同様に、輸入条件の純度を90%から58%に引き下げた。

 これに対し、大幅な緩和措置の対象外となったニッケルやボーキサイトなどは関係者の間で失望が広がっている。地場中小企業を中心に680社で構成するインドネシア鉱物経営者協会の幹部は、ニッケルやボーキサイトに同様の措置が講じられない理由の説明が一切ないとし、「決定に至った経過が不透明で、納得できない」と述べ、政府の対応への不満を表明した。

 また、同協会は禁輸前の昨年末、加盟各社による労働者の一時解雇が3万人を超えたと発表した。加盟企業の幹部は禁輸開始を受けて解雇の動きが広がる可能性があると指摘し、「なぜ民間企業が政府の政治劇に巻き込まれなくてはならないのか」と憤りをあらわにした。

 一方、インドネシア政府は今回の条件緩和が2016年末までの限定的な措置だと主張している。バスリ財務相は17年からすべての未加工鉱石の輸出を禁止すると改めて強調し、実現に向けて、今回の緩和対象となった鉱物の輸出税を段階的に引き上げる税制改正案を発表した。

 政府の改正案では、今年から銅は25%、鉄は20%などの輸出税を適用、これを段階的に引き上げて16年後半に60%とする。同相は「歳入増が目的ではない。加工体制を整えない企業への罰則的な意味合いがある」と述べ、増税圧力で各社に加工施設の建設などを急がせるのが狙いとの認識を示した。

 世界銀行の統計によると、12年のインドネシアの鉱石輸出額は約104億ドル(約1兆665億円)で輸出全体の5%に当たる。同国政府は輸出禁止による今年の歳入減を10兆ルピア(約840億円)と見積もっているが、16年には高付加価値製品の輸出増で20兆ルピアの歳入増を実現できるとしている。(シンガポール支局)


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