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鉄鋼・非鉄金属スレッド

1043荷主研究者:2012/10/21(日) 15:52:36

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120915/bsc1209150502004-n1.htm
2012.9.15 05:00 Fuji Sankei Business i.
古河機械金属 アルミ鋳物の生産効率向上 鉄分溶出抑制の特殊鋼開発

 古河機械金属は14日、グループの中核事業会社である古河キャステックが、アルミダイカスト製品(アルミ鋳物)の製造過程で生じるアルミ溶湯(溶解したアルミニウム)への鉄分の溶出を抑制する特殊鋼「トケナイト」を開発したと発表した。

 アルミダイカスト製品は自動車を軽量化するための車載部品として広く使われている。最近では燃費向上やエコカー開発などを背景にニーズが高まっており、薄肉化とそれに伴う強度向上が大きな課題となっている。

 強度向上には、製品から不純物をできるだけ排除することが必要で、製造過程において生じる鉄分のアルミ溶湯への溶出をいかに防ぐかが重要になる。

 これまでは、主にアルミダイカスト製品製造で使用する鋳物類に特殊なコーティング処理を施すことでアルミ溶湯への鉄分溶出を防いでいた。しかし、コーティング効果の持続性が不安定で、製造設備で使用される消耗部品の寿命延長も厳しく、改善が望まれていた。

 トケナイトは特殊な製造方法によって、素材表面にアルミ溶損に強い特殊皮膜を形成。これによりアルミ溶湯内での鉄分の溶出を抑制する。製造設備の鋳物素材として従来使用されてきた「ねずみ鋳鉄」に比べ、アルミニウムによる鉄分溶損に対する耐性が強い。製造で発生するアルミ溶湯への鉄分溶出量を1600分の1まで抑えられることもこれまでの試験で確認された。

 これにより、鋳物類の寿命を伸ばすことが可能になり「製造における生産効率向上とコスト削減の両面に寄与する」(古河機械金属)ことが期待される。


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