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鉄鋼・非鉄金属スレッド

1040チバQ:2012/10/01(月) 23:39:36
http://www.sankeibiz.jp/business/news/121001/bsc1210012221013-n1.htm
新日鉄住金誕生(下) 迫る中韓の影2012.10.1 22:20
 旧住友金属工業が今年6月に大阪市内のホテルで開いた株主総会。会場に置かれた同社の鉄道車輪と旧新日本製鉄の鉄道用レールを組み合わせた展示物が株主らの注目を集めていた。「合併効果を分かりやすいようにした」と当時の住金幹部は言う。

 鉄道車輪では、旧住金が国内100%のシェアと高い技術力を持ち、昨年には米国の鉄道車輪最大手スタンダードスチールを買収した。旧新日鉄も鉄道用レールでは高いシェアを占め、摩耗を抑える技術などには定評があった。

 合併後、両社の持つ技術を結集し、車輪とレールを一体で開発する態勢が整えば、インフラ整備の進むアジアなどに売り込む際の大きな武器となる。

 市場シェアだけでなく「総合力世界トップ」を目指す新日鉄住金に最も必要なのが、そうした技術の融合だ。同社の国際特許公開件数(2006〜10年)は約900件(旧新日鉄と旧住金の単純合計)。韓国・ポスコ(約230件)やアルセロール・ミタル(約100件)を大きく引き離す。

 技術開発に携わる研究員は合併で約800人となり、研究開発費は年間700億円規模に上る。宗岡正二会長兼CEO(最高経営責任者)は「圧倒的な陣容を誇り、(技術面で)ますます差をつける」と自信をのぞかせる。

 一方、ライバルも手をこまぬいていない。技術水準を急速に上げるポスコは、トヨタ自動車など日系自動車メーカー向け鋼板にも食い込む。日本の鉄鋼メーカーが“お家芸”とする軽量・高強度の「高張力鋼板(ハイテン)」でも、韓国・中国勢の追い上げは激しい。新日鉄住金の高橋学フェローは「(他社が)追いつくスピードより前に行くスピードを速くするしかない」と危機感を強める。

 ただ、最重要市場の新興国では、技術力の高さだけでは勝負にならない。高機能鋼材の需要は低く、「コスト競争力の強さがものを言う」(鉄鋼業界関係者)厳しい世界。日産自動車がタイに生産を全面移管した小型車「マーチ」は、ほとんどの鋼材をポスコなど、日本の鉄鋼メーカー以外から調達する。世界で勝ち抜くためには、技術や品質を磨きながらコストダウンを実現しなければならない。

 その1つの解が、海外での高炉建設だ。

 これまでの日本の鉄鋼メーカーの海外戦略は、数千億円もの巨額な費用が必要となる高炉の建設には消極的だった。だが、円高による価格競争力の低下で、「鉄はもはや国内から海外に輸出するものではなくなった」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の黒坂慶樹シニアアナリスト)。

 ライバルは先を行く。ポスコはインドネシアやインドに高炉建設を計画。新日鉄住金も合併早々、決断を迫られそうだ。

 高い技術を持ちながらも、競争力低下に苦しむ日本メーカーは多い。新日鉄住金が、その状況を打開し、再び世界トップに立つことができるか。日本企業再生の試金石となる。(橋本亮、高木克聡)


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