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2004年参院選スレ

654とはずがたり:2004/06/10(木) 03:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040531-00000002-mai-l10
[保守王国のゆくえ・04参院選ぐんま]/1 「前橋ショック」/上 /群馬

 ◇「無党派層を取り込め」−−浸透策模索しつつ、旧来手法も
 30分刻みで前橋市内を1日12カ所。各地区の会場に担当県議・市議らの名が連なる。公示まで1カ月以上前の5月15日、上野公成氏は早くも「移動決起大会」を開いた。終了後、各会場ごとに集まった人数が記された一覧表には、期待を大きく下回る2ケタの数字がずらりと並んでいた。「(前橋)市長選でみんな懲りてるから、動かなくて困ってるよ」。ある陣営幹部は苦笑した。
 2月の市長選は、ほぼすべての県選出国会議員や県議、市議が支援した現職の萩原弥惣治氏が1万票以上の大差で新人の元県議に敗れた。全国有数の保守王国では過去に例がなく、「ついに群馬でも(無党派層が勝敗を左右する)都市型選挙の時代が来たか」と県内各地に大きな衝撃が走った。
 中でも、福田赳夫元首相系である上野氏は、同じく福田系の重鎮だった萩原氏と支持者が重なり、萩原氏の集会に上野氏が顔を出す場面も少なくなかった。そのショックは今も大きく、4月11日に前橋市内であった上野氏の事務所開設式には、約1000人が会場を埋めたが、「萩原さんの時と同じ顔ぶれ」という不安の声まで上がった。昨秋の衆院選では、県内でも民主が比例で28万票を獲得、上野氏の前回(98年)の22万票と単純に比較すると、危機感は一層募る。前橋では、後援会や支援議員の代表者の顔ぶれを一新した。
 「最近の選挙は組織だけではだめ。上野は新しいセンスの持ち主とアピールしたい」。柳沢本次・連合後援会長の地元、箕郷町で4月29日、上野氏の応援歌がお披露目された。上毛三山が歌詞にちりばめられ、地元出身を前面に掲げる。歌で一体感を高め、携帯電話の着信音としても活用し、若手にも支持を拡大しよう、という狙いだった。「トップダウン」から「有権者参加型」へ。柳沢会長は「『選挙に歌なんてとんでもない』と批判する人もいるけど、代案がないのならやってみないと」と模索を続ける。
 一方で、県議の数では福田系は32人。中曽根康弘元首相系の12人を圧倒しており、全県1区の参院選でこそ、組織力を発揮するという見方も依然として根強い。
 自らの後援会に協力を依頼し、集会に動員。旧建設省出身である上野氏の県内での貢献度をアピール。これに支援議員が骨を折る――。「それがやっぱり群馬の選挙じゃない?」。ある県議は自分に言い聞かせるかのようにつぶやいた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040602-00000002-mai-l10
[保守王国のゆくえ・04参院選ぐんま]/2 「前橋ショック」/下 /群馬

 ◇くすぶる不信感−−県都に依然“後遺症”
 1000人を超す参加者の熱気が会場を包む。今年2月に初当選した前橋市の高木政夫市長の就任祝賀会があった5月29日、グリーンドーム前橋(同市岩神町)のサブイベントエリアには通路にまでテーブルが並んだ。盛況ぶりを眺めながら、高木氏周辺の関係者は声をひそめた。「ここに来ている人の大半は(中曽根)弘文(氏支持者)だけど、『市長選での(中曽根氏の)態度は何だ』って人はかなり多い。これは怖いよ」。会場に中曽根氏の祝電は届いていたが、紹介されることはなかった。
 高木氏は県議時代、中曽根氏の父、康弘元首相系県議グループ「県政塾」に属し、市長選出馬直前まで議長を務めるなど、中心的存在だった。中曽根氏は高木氏の出馬に難色を示したが、高木氏の決意は固かった。
 周囲の注目を集める中、中曽根氏は萩原弥惣治前市長の「選対顧問」に就任。中曽根氏周辺は「萩原さんからは要請があったためで、断る理由はない。高木さんからは要請がないので」と説明した。高木氏の選対からは「秘書くらい手伝いに来てくれてもいいのに」という不満も漏れたが、「議員には頼らない」と市民パワーを前面に掲げ、従来とは異なる支持獲得に躍起になった。
 ところが市長選告示日(2月8日)、萩原氏の出陣式に出席した中曽根氏はそのまま高木氏の事務所にも訪れた。出陣式の出席者の数では高木氏が優勢と伝えられただけに「今さら何をしにきたのか」「『アリバイ作り』に来たのでは」などとかえって反発を招いた。
 市長選を振り返り、中曽根氏周辺は「実際には、最後の方は高木さんを半分くらいはやった」と話すが、両氏をよく知る関係者はこれを否定する。高木氏自身は「私はぶれない」と話しており、参院選で中曽根氏を支援する姿勢を示しているが、「現場」には今も不信感がくすぶる。
 参院選群馬選挙区の最大票田・前橋市。上野公成氏が初当選した92年は革新系新人が、98年は中曽根氏が最多得票だった。今回も大きな鍵を握る県都には、さまざまな波紋を広げた市長選の“後遺症”が依然としてあり、不透明感が漂う。


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