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2004年参院選スレ

1229とはずがたり:2004/08/30(月) 13:47
>>1210-1222 続き
防衛庁から3人は共倒れするやろ。
農水担当は今回改選が大河原太一郎→日出英輔,裏が石川弘→福島啓史郎という流れか。農水省が農家ではなく農業と向き合う様になった傾向は評価。

参院選・敗北の理由:保守王国で何が起きたのか/8 基本構図「政・官・業」に…
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/saninsen/news/20040819ddm005070140000c.html

 ◇基本構図「政・官・業」に異変

 ◇「議席獲得にそれほど意味はなく、毎回、役所OBを出す必要はない」

 今回の参院選比例代表の一つの特徴は、役所OBの落選が目立ったことだ。元林野庁長官で現職の●入沢肇氏、防衛庁では現職の●月原茂皓、元職の●鈴木正孝、新人の●関肇の3氏がそろって落ちた。元消防庁次長の●北里敏明氏も及ばなかった。とりわけ自民党が衝撃を受けたのは、農水省OB、●日出英輔氏のまさかの落選だった。

 得票数は11万8000票余で18位にととどまり、当選圏の15人以内に届かなかった。同氏は農協系の全国農業者農政運動組織協議会などを支援団体にし、強固といわれた農林水産票を基盤に置いていた。

 旧全国区時代、100万票を超える集票力を誇った農林水産業は近年、参院比例代表の改選ごとに自前の候補者を擁立してきた。日出氏は元農水省農産園芸局長。同省事務次官を経て、80年から3期18年、参院議員を務めた大河原太一郎氏の後継として、98年に初当選した。

 農林水産業の関係団体が農水省OBを支える構図は、日出氏だけではない。01年の参院選比例で初当選した福島啓史郎氏も、元農水省食品流通局長。食糧庁長官や農水省事務次官を務め、89年に参院比例代表で初当選した石川弘氏の後継者だ。「役所出身なら、関係団体全体に影響力がある」(自民党選対)との判断の下、農水省OBは比例代表の一角を占めてきたのだ。

 1期目、日出氏は外務政務官を務め、福島氏は経済産業委員会に所属した。自民党農林族幹部は「農産品の市場開放がからむ自由貿易協定(FTA)交渉に向けて、関係する外務省と経済産業省ににらみを利かせる狙いがあった」と振り返る。OB議員の政治活動は「省益」とも密接にからんでいた。

 しかし日出氏の落選は、自民党政治の基本構図である政・官・業のトライアングルに異変を感じさせるものだった。自民党選対も「選挙中、農水省はほとんど動いていない」と分析する。

 その背景は何か。政府の農業政策は、生産性の高い農家への補助金集中配分が検討されるなど、国際競争力の強化に比重を移しつつある。農政改革が進むなか、役所も族議員も農家に対していい顔ばかりはできず、厳しい調整に直面している。当然のことながら農水省のOB議員に求めるハードルは高くなった。

 ある農水幹部は日出氏に手厳しい。「何かやってくれたという印象がない。抜本改革を支持するのか、旧来の農政を続けるのかはっきりしないから、役所からも、農協からも評価されない」。さらに「大事なのは農政改革の最中、どういう人を立てるかだ。議席獲得自体にそれほど意味はなく、毎回毎回、役所のOBを候補者として出す必要はない」とまで言い切る。なれ合い的に官僚と農協と政治家がトライアングルを組んでも、物事は進まないと気づき始めたとも言える。

 一方、選挙後、地方農協幹部からは「役所OB候補者は遠い存在。農協青年部や婦人部など身近な存在を立てないと、戦えない」との指摘が相次いでいる。自民党農林族からも「比例代表が安易な役人の天下り先になっている」との批判が出る。農家の中央省庁への「お上意識」も薄れ、全国農業協同組合中央会は「候補者のあり方を含め、今後1年くらいかけて、選挙態勢を再検討する」という。

 参院選比例に非拘束名簿式が導入され、2度目の選挙戦が終わった。有権者に個人名か、政党名のどちらかを書かせる非拘束式は、組織力だけでなく、候補者自身の「発信力」がより問われる。07年に改選期を迎える福島氏は、農水省OBを比例代表候補に擁することについて、「据わりがいいんだ」と話す。ただ2回目の出馬は、まだ固まっていない。=つづく

毎日新聞 2004年8月19日 東京朝刊


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