したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

自公保観察スレ

230とはずがたり:2003/12/18(木) 16:46
 こうした一方で、公明党が推薦していても創価学会がほとんど支援していないと見られる候補も数多く見られる。例えば、船田氏同様、自民党の若手代議士として嘱望されている栃木3区の渡辺喜美氏は、前回選挙時に比して今回は11819票も得票を減らしている。栃木3区(大田原市、黒磯市、矢板市など)で公明党は前回参院選比例区で16473票を獲得しているにもかかわらず、渡辺氏は大幅に得票を減らしているのである。
 こうした傾向は全国各地で見られ、例えば若松候補が立候補した埼玉県では埼玉3区(草加市・越谷市)の今井宏候補が前回よりも16244票の得票増で比例で復活。埼玉7区(川越市など)の中野清候補も前回比11785票で比例で復活した。しかし埼玉5区の高橋秀明候補は前回比で25769票減で落選。埼玉9区の大野松茂候補も小選挙区で当選は果たしたものの前回比で6669票も得票を減らしている。
 このうち埼玉3区を見ると公明党は直近の二つの市議選で合計37021票を獲得している。この数字をベースに先の試算で支援の割合を算出すると、創価学会は埼玉3区では65パーセントの組織票を投じたと推定できる。
 だが、上記のように埼玉5区や埼玉9区などでは得票を大幅に減らしている。このうち埼玉5区の高橋氏の対抗馬は民主党の枝野幸男政調会長。そして埼玉9区では民主党の五十嵐文彦氏に対して大野氏が優勢と見られていた。どうやら創価学会は、勝ち目のない相手や推薦候補が優勢である場合、あるいは見返りが期待できない場合、支援を手控えたり、手を抜くものと見られる。
 事実、見返りが全く期待されない保守新党の候補は、党首の熊谷弘氏が37903票も得票を減らして落選したのをはじめ、秋田1区の佐藤敬夫氏が51536票、東京14区の西川太一郎氏が28410票も得票を減らし、相次ぎ落選。当選した井上喜一防災担当大臣にしても16111票も得票を減らすなど、のきなみ得票を減らしている。
 こうした結果、公明党が推薦したにもかかわらず、多くの自民党候補が前回よりも大幅に得票を減らしている。その主な候補は次のとおり。
 青森1区 津島雄二  −15180 当選
 秋田3区 村岡兼造  −52723 落選
 茨城2区 額賀福志郎 −7392 当選
 群馬5区 小渕優子  −19143 当選
 岐阜3区 武藤嘉文  −14621 当選
 石川1区 馳浩    −10104 比例復活
 石川3区 森喜朗   −27916 当選
 大阪13区 西野陽   −12303 当選
 岡山4区 橋本龍太郎 −24235 当選
 岡山5区 村田吉隆  −12154 当選
 広島4区 中川秀直  −16625 当選
 広島5区 池田行彦  −33690 当選
 広島6区 亀井静香  −21131 当選
 広島7区 宮沢洋一  −21658 当選
 福岡3区 太田誠一  −8507  落選
 青森や山梨、岡山などでは推薦した自民党候補すべてが得票を減らしている。また、かつて創価学会問題を国会などで質問した候補は、武部勤前農水大臣が17756票得票を増やしているものの、亀井静香氏の2万余票減に象徴されるように、のきなみ得票を減らしている。
 また、池田大作レイプ事件についての自民党機関紙「自由新報」の報道について、今年年頭にも謝罪し、その事実を「聖教新聞」で繰り返し繰り返し報じられている橋本元首相も2万4千票も得票を減らしているし、創価学会の会館に来て、かつて創価学会を批判したことを謝罪したことを暴露されている村岡兼造氏も、5万票も得票を減らして落選した。
 この村岡氏は地元の公明党の集会に出て、「比例は公明党でやらしてもらう」と確約・公言していたにもかかわらず、テレビ朝日の報道によれば、創価学会は対立候補を支援したという。
 (中略>>227部分)
 平成3年12月に行われた全国県長会議の席上、秋谷会長は、公明党が参議院のキャスティングボートを握っていることをもって「日本の命運を決するのは学会、公明党に握られているのが今の日本である」と豪語した。
 上げ底とはいえ873万票を獲得した創価学会の集票力に惑わされ、公明党・創価学会に擦り寄る政治家がいる以上、日本の政治が創価学会によって引きずりまされる状況は変わらない。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板